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通訳志望の高校生は注目! これからニーズが高まる言語って?

通訳志望の高校生は注目! これからニーズが高まる言語って?

■東京オリンピックでは多くの通訳ボランティアが必要に

 

将来は語学力を生かして通訳として働きたい!「グローバル」がキーワードになっている今、そんな目標をもっている高校生も少なくないはず。

 

ところで、通訳といえば、誰もが当然のように英語を思い浮かべるが、グローバル化が進めば進むほど、実は英語以外の言語のニーズも高まってくるのだ。

 

例えば、2020年の東京オリンピックでは世界のさまざまな国から多くの人たちが日本にやってくる。そこで求められるのが通訳ボランティア。特に、アジアやアフリカなどのいわゆるマイナー言語ができる人材が求められるようになる。

 

もちろん話はオリンピックだけにとどまらない。企業活動のグローバル化がすでに活発になっているのはみんなも聞いたことがあるはず。特に今後、数多くの企業が進出していくと予想されているのが東南アジアだ。

 

通訳志望の高校生は注目! これからニーズが高まる言語って?

 
 

■ベトナム語、タイ語などの通訳ニーズが伸びている

 

では、具体的にどんな言語の通訳のニーズが高まっていくのだろうか。通訳翻訳サービスなどを手がける日本コンベンションサービスの松浦一さんに話を聞いてみよう。

 

「ここ2、3年でニーズが伸びているのがASEAN諸国の言語です。具体的には、ベトナム語、タイ語、ミャンマー語、カンボジア語の通訳の依頼が増えました。通訳のニーズは明確にビジネスの動向と関連しています」

 

例えば、ベトナムは今IT産業が活性化しており、日本企業との取引も増加している。現地に進出する日本企業も増えているという背景がある。IT業界に限らず、今まで取引が活発だった中国の人件費が上がっていることもあり、東南アジアに企業の目が向いてきているのだ。

 
 

■希少価値の高いところが東南アジア系言語の魅力

 

国際的なビジネスの世界では、企業同士の契約といった場面では一般的には英語が公用語。しかし、現地スタッフと現場レベルでやりとりをする際などはどうしても現地語が必要になる。日本語と英語、さらに現地語の3つができる人材はなかなかいないため、希少価値は高い。

 

「東南アジア系の言語は、学べる学校も少なく習得が難しいので、通訳ができる人材も限られます。仕事で生かすとなると、現地への留学経験なども問われますから、ハードルは高いのです」

 

社会人になってからこれらの言語を一から習得するのは思っている以上に大変。その点、これから大学に進学する高校生にはチャンスは十分だ。一部の外国語大学では、東南アジアをはじめとする国々のマイナー言語の学科・コースが設けられているから、4年をかけてしっかりと学び、留学経験なども積めば、通訳として活躍する道も拓かれていく。

 

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■英語&マイナー言語のトリリンガルならチャンス大

 

とはいえ、世界の公用語である英語が使えないのでは仕事の幅も狭まる。そこで松浦さんがオススメするのは「英語+α」のトリリンガル。

 

「英語+東南アジア系の言語はもちろん、まだまだニーズはありますから、英語+中国語、英語+韓国語でも構いません。ポルトガル語なども意外とニーズがありますね。どちらかを中心に2つの言語をマスターできれば、通訳としての活躍の場は大きく広がります」

 

大学の外国語学部や国際系学部などには二言語が習得できるコースがあるところも。通訳志望の高校生はそんな大学を探してみてはどうだろう。

 

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伊藤敬太郎 ライター

伊藤敬太郎

Webサイト、情報誌、メルマガなどで、教育、資格、キャリア、ビジネスといった分野を中心に活動。これまでに執筆した主な媒体は『キャリアガイダンス』『社会人・学生のための大学&大学院選び』『リクナビNEXT』『仕事の教室ビーカム』など。

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