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見落としがち!奨学金の意外な5つの〝落とし穴″

見落としがち!奨学金の意外な5つの〝落とし穴″

進学するにあたって奨学金は強い味方だ。中でも『日本学生支援機構奨学金』は日本最大規模で、利用者も最も多いメジャーな奨学金だ。

 

しかし、『日本学生支援機構奨学金』を利用するにあたって注意したい点もいろいろ。「実は後で知った」という先輩たちの話を参考に見落としがちな注意点をまとめてみた。

 

(1)支給されるのは入学後
一般的に奨学金が支給されるのは、入学後の5月~7月以降のことが多い。つまり、合格後2~3週間で納入しなければ合格が取り消されてしまう「入学金、前期分の授業料」や一人暮らしを始める人は必要となる「住居費・生活用品購入費」などの入学準備費用に当てることはできないということだ。これは入学後に申請する「在学採用」でも入学前に採用がわかる「予約採用」でも同じこと。保護者とは教育ローンの利用も相談してみるといい。

 

(2)締め切りは高校によって違う
2014年度の予約採用の募集はそれぞれ下記のようになっている。日本学生支援機構の予約採用は高校を通じて申し込むため、まだ間に合うと思っても、高校内での締め切りがあるので注意が必要。必ず高校の先生に聞いておこう。なお、予約採用の場合、進学後2年間は大学などの進学先ではなく、出身高校を通じて申し込むので覚えておこう。

第一種(無利子)募集締め切り:5月上旬~7月中旬
第二種(有利子)募集締め切り:1回目5月上旬~7月中旬、
2回目10月下旬~11月下旬

 

(3)志望校が対象外のこともある
奨学金の対象になるのは大学・短大のほか、日本学生支援機構が対象と認めている学校に限られる。各種学校や専門学校でも対象外になるところがあるので、志望校に奨学金が受けられるかどうか確認しよう。

 

(4)第一種(無利子)はハードルが高い
第一種(無利子)は、第二種(有利子)に比べて成績や家計基準などが厳しいだけでなく、採用人数も少ない。2013年度の採用人数は、第二種102万人に対して、第一種は第二種の4割程度の42万人となっている。誰もが利子のない第一種を受けたいとは思うが、第一種を受けられない場合も考えて、ほぼ全員が採用される第二種を視野に入れてみては。併願申込みも可能だ。

 

(5)採用されても、入学後の手続きがある
予約採用されていても入学後の手続きが完了しないと支給は始まらない。4月中旬の1回目の振込みに間に合わせるためには、入学後すぐ手続きが必要となることを覚えておこう。放置しておくと辞退したとみなされてしまう。いずれにしても入学後、学校からの案内があるので注意しておくこと。

 

後で知って後悔することは意外に多いので、パンフレットやHPを必ずチェックしておこう。

佐々木泉美 編集者/ライター

佐々木泉美

就職情報誌、進学情報誌、保護者向け情報誌、高校の先生向け専門誌、大学経営者向け専門誌など長らく就職・進学・教育分野の編集に関わってきました。高校生が進学や将来のコトを考える時、ちょっと元気になって取り組んでいけるように、役立つ情報をお伝えしたいです。犬好きです!

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