メンタリストDaiGoがアドバイス③:スマホが気になって…

高校生の悩みやモヤモヤに、メンタリストDaiGoが心理術を駆使してアドバイスするシリーズ企画。今回の「お悩み」には、「自分も同じ!」と共感する高校生も多いのでは?

 

【高校生のお悩み】
「空いた時間は常にスマホをいじっています。特にLINEのトークが気になり、勉強を始めて30分でチェックしてしまいます。勉強に集中できず、いつか赤点をとるのでは?と不安ですが、スマホをやめることもできず困っています」(高1)
 

>>>DaiGoのアドバイス

 

人は最初の5分間が集中できると、90分間は集中力が続くと言われています。ですから、勉強を始めて30分でスマホをいじってしまうのであれば、勉強したつもりの30分間も、LINEが気になって集中できていない可能性があります。そんな“勉強したつもり”の時間を重ねても、我慢したという不満が積もるだけかもしれません。

 

「それはなんとかしたい!」と本気で思う人のために、簡単にできる3つの方法を紹介します。

 

①「○分勉強したらスマホを見てOK」とご褒美を設定

スマホ利用を“勉強のご褒美”として設定する方法です。

 

人間の脳は常にご褒美を求めています。例えば、たっぷり運動した後、いつも以上にたくさん食べてしまうということはありませんか。本来、人間は運動した後、食欲が落ちる性質があります。それなのに逆に食べてしまうというのは、「頑張って運動したんだから食べていいよ」と脳が勝手にご褒美をあげているからです。

 

勉強においても、「90分勉強したらLINEを10分やってOK」という具合にご褒美を設定し、脳の欲求を満たしてあげてはいかがでしょうか。

 

②友だち公認の「奇数の日しかスマホを見ない人」になる

「この日はスマホを使わない」というキャラクターになる方法です。

 

ぼくはスマホが大好きなんですが、自分でプログラムを組んで、自分が集中している間は電話が一切鳴らないようにしています。自分の時間が一番大事ですから、邪魔されたくないんです。最近は、奇数の日しか電話に出ないようにしていて、周囲にもそう伝えています。

 

同じように、例えば「奇数の日しかスマホを見ない人」になれば、友人もそれに合わせて連絡をくれるでしょうし、自分の時間をコントロールしやすくなります。

 

③アプリを一度アンインストールしてみる

スマホに入っているアプリを一度アンインストールしてみる方法。いつも拘束されているLINEを1日使わないで過ごし、生活に支障があるかどうか試してみるのです。

 

今の高校生は、放課後にLINEのクラスグループで会話が進むそうなので、「LINEを見ていないと翌朝の教室で話題についていけない」という不安があるかもしれませんね。それなら、おもしろい本や誰も知らないようなネット記事を読んで、翌朝の話題にしてはいかがでしょうか。LINEばかりやっているより、ずっと“おもしろいやつ”になれるのでは?

 

使い方でいくらでも便利になるスマホ。それで時間を無駄にするのではなく、時間管理アプリなどを活用して自分の時間を大切にするために使いたいですね。

 


<DaiGoプロフィール>

人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使するメンタリスト。TV番組への出演多数、著書は累計50万部突破。外資系企業の研修や上場企業のコンサルティング、教育誌の連載なども手掛ける。著書に『DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則』(ワニブックス)、『不安を自信に変える「逆転の発想術」』(廣済堂出版)、『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』(ダイヤモンド社)など。高校生がもちやすい恋や将来の悩みに答えるQ&A集、『人生がラクになる7つの方法 今すぐにあなたをストレスフリーにする66の実例アドバイス』(講談社)を9月19日に発刊予定。

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