学問

理系選択に悩んでいる女子必見! パンケーキを科学するって!?

理系選択に悩んでいる女子必見! パンケーキを科学するって!?

ここ数年の“理系女子”ブームで、研究者や技術者の世界にあこがれをもつ女子も増えてきている。
 
それでも、実際に理系学部に通う女子大生の割合は全体の3割未満という現実があり、理系に進みたい女子中高生たちにとっては、「男子が多い環境でやっていけるかな…」「将来どんな仕事があるのかな…」とまだまだ不安だらけなのでは?
 
そんな悩める女子たちの背中を押すのが、理系女子の学生団体『リケチェン!』だ。
 
「理系×CHANGE」をテーマに、現役女子大生の立場から理系の魅力や日々の取り組みを伝え、“難しそう”“忙しそう”“男性のほうが向いてそう”というイメージを変えていこうと活動している。
 
そこで今回は、6月に開催されたリケチェン!主催の「SWEETS 女子会」の様子を
お届けしよう。
 

■ こんがり焼き色をつけるには砂糖が不可欠!?

 
今回のテーマは、ずばり「お菓子×科学」!
 
「パンケーキとホットケーキの違いは?」「生クリームとホイップクリームの違いは?」というクイズに、スイーツ好きの女子たちは興味津々!
 

 
科学実験を通して子どもたちに食育活動を行うボランティア団体『キッチン科学プロジェクト(KKP)』のメンバーも講師に加わり、パンケーキの膨らむ原理やキツネ色の焼き目がつく理由をわかりやすく解説してくれた。
 

 
重曹やベーキングパウダーを使い分け、化学反応で二酸化炭素が発生してスポンジが膨らむ様子を実験したり、砂糖あり、なしの生地を焼き比べ、焼き色のつき方を観察。
 
最後は実験で学んだことを生かし、フワッフワのパンケーキが完成!
 

 
その後の交流会では、高校生が興味のある大学生活の実態や進路に関する悩みを、リケチェン!やKKPのメンバーに質問するという場面に。
 
「何で空は青いんだろうとか、小さい時から不思議に思っていたことがすべて論理的に解明されていくのは、大学で理系を学ぶ醍醐味!」
そう語ってくれたのはリケチェン!代表の海東さん。
 

 
勉強も大事だが、理系に進むに当たって最も必要なのは好奇心や探求心であるとし、普段からいろいろなことに興味や疑問を感じてほしいと述べた。
 

■ 気軽に楽しく理系に触れることで、視野や選択肢を広げてほしい!

 
今回、リケチェン!のイベントに初めて参加するという高校生二人に、今日の感想を聞いてみた。
 

「自分の大好きな料理と科学が密接に関係しているところに興味を惹かれて参加しました。 
ベーキングパウダーをたくさん入れる実験では、焼く前から生地が膨らんでて驚きました。 
理系に進もうか悩んでいたんですが、今回のイベントで科学に対する関心がいっそう強まりました
(田中沙季/高1)

 

思ったより身近なところで理系の知識が活用されてて、まさに発見の連続でした。
自分の想像以上に理系に進みたい同年代の女子は多いんだなって気づけたし、今日出会った女子大生や社会人の方のように、理系の現場で活躍している女性も多いんだなって知ることができて安心しました」
(伊藤愛翔/高2)

 
この企画の立案者である海東彩加さんと鈴木佑美香さんは、イベント終了後に今後の活動意欲を語ってくれた。
 

「私は食物専攻なんですが、この分野ってあまり理系のイメージがないと思うんです。
私も文理選択の時に“こういう道もあるのか!”って気づいたので。
今進路に悩んでる中高生のみんなにも、理系にもいろいろあって、将来の選択肢も多いんだよってことを伝えていきたいです」
(リケチェン!副代表/鈴木佑美香/お茶の水女子大学生活科学部3年)

 

女子校出身なので、男子が多い環境でやれるのかな?っていう不安は経験しました。
同じような悩みを抱えてる子たちの後押しをしながら、理系文系問わずに気軽に科学に興味をもってもらえるような活動をしていきたいです。
高校生の時って、目の前の大学受験しか見えてないと思うから、現役大学生や大学院生、社会人との交流を設けることでその先に広がる道を提示していけたらなと思います」
(リケチェン代表/海東彩加/東京理科大学理学部3年)

 
自分が好きなことから科学を身近に感じ、社会で活躍する理系女子の実態を知ることは、文系理系関係なく視野を広げるいい機会になるはず。気になる人はぜひリケチェン!の活動をチェックしてみては!?
 

宮里夢子 メディアクルー フリーライター

宮里夢子/メディアクルー

沖縄県出身。雑誌、Webサイトなどで取材・執筆活動を行う。ライフスタイル、エンタメ、健康、ペットなどのジャンルが主。心の拠り所は三線の音色。

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