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起業も可能?学生限定やりたいこと支援&資金調達サイト活用法

起業も可能?学生限定やりたいこと支援&資金調達サイト活用法

高校生を集めて世界一の自分だけのラーメンを作るイベントを開きたい!--そんな高校生のアイデアに対し、2万3500円の資金が集まっている(2014年6月現在)。

 

Webサイト「BridgeCamp」では、このような中高生・大学生が立てたプロジェクトがいくつも支援を募り、資金集めを行っている。

 
 

■高校生・大学生が立ち上げ、運営する「BridgeCamp」

 

この「BridgeCamp」は、「こんなことやってみたい」という中高生・大学生のアイデアをサイトに掲載し、それを見て「応援したい」と思った社会人が資金、人材、物資、場所の支援を行うもの。

 

サイトの成り立ちはGNEX代表取締役CEO&Founderの三上洋一郎さん(16歳)が高校1年生だったころにさかのぼる。クラウドファンディング(インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集めるサービス)を中高生向けにアレンジしようと思い、このサービスを立ち上げたのだという。三上さんのほか、11人の高校生・大学生らがエンジニアやプランナーとしてかかわっており、同世代による同世代のためのサービスともいえる。

 

「BridgeCamp」には、一般的なクラウドファウンディングにはない特徴がいくつか挙げられる。まず、資金のほかにも、物資、人材、活動スペースも調達できること。また、一般的には集まった資金の20~30%の手数料がかかるが、「BridgeCamp」の手数料は決済にかかる3%だけということなどだ(プロジェクト掲載は無料)。

 

「BridgeCamp」を立ち上げた理由について、三上さんはこう話す。

 

「学生団体から始めたGNEXを昨年に法人化しましたが、それは投資会社やメンターの方々の支援があったからできたこと。同じように、中高生・大学生がやりたいことや社会問題の解決にチャレンジするための、最低限の土壌を作りたかったのです。みんなのチャレンジを応援することで、東京オリンピック後の日本を担っていくリーダーがぼくらの世代にたくさん育ってほしいと考えています」

 
 

■アイデアはぼんやりでも、チャレンジすることが大切

 

プロジェクト設立の手順はとてもカンタン。「こんなことをやってみたい!」というアイデアについて、その内容や支援してもらいたいことなどを事務局に申請する。審査を経てプロジェクトが「BridgeCamp」のサイトに掲載されたら、あとはサイトを見た人からの支援の申し出を待つだけ。必要な支援が集まったら、プロジェクトを開始しよう。

 

冒頭のラーメンイベントのほかにも、こんなプロジェクトが登録されている。

 

・気軽に使えて金銭負担の少ない、中高生向け学習アプリの開発

 

・学校の中で先生や友達で勉強を教え合ったり、読書ページ数を競うことができる、学校内SNSの開発

 

・中学2年から留学し海外の文化にふれてきた自分の経験を語るイベントを開き、日本から海外へ飛び立つ留学生の数を増やす活動

 

すでに目標金額5万円に対して7万円の資金が集まり、活動を開始しているプロジェクトもあるという。

 

「IT系、教育系、農業系など、プロジェクトのジャンルは問いません。ぼんやりでもいいので『こんなことをやりたい』というイメージと、その背景にある既存サービスや社会に対する課題観、そしてやる気があれば大丈夫。プロジェクトの設立や支援募集については、スタッフがサポートします。最終的に成功しても失敗しても、チャレンジしてみることが最も大切だと思っています」(三上さん)

 

みんなの柔軟な発想やチャレンジ精神を生かすチャンスだ。「こんなアプリがあったら便利じゃない?」「こんなイベントができたらいいな!」…など、アイデアのある高校生は「BridgeCamp」を利用してみてはどうだろうか。

 

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藤崎雅子 編集者・ライター

藤崎雅子

高校の先生方向けキャリア教育の専門誌にて、全国の高校の取り組みを取材しレポートする連載を担当するなど、教育関係の雑誌やサイトを中心に活動。ほか、二児の母としての目線を生かした様々なテーマの取材・執筆活動を行っている。

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