高校生の今

休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間

休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間

顧問の態度が自分勝手すぎたり、理不尽なルールがあったり…。
 
「うちの部活、ブラックだな」と思う瞬間がある人は、けっこう多いのでは?
 
そこで、部活に所属している全国の高校生男女152人に「あなたの部活のブラックな一面」についてアンケート調査を実施! 
 
ブラック企業顔負けのリアルな部活の実態に、驚かずにはいられない!?
 

練習スケジュールがブラック!

 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 

・「入学前のパンフレットには『部活動は水・土・日は休み』と書いてあったのに、実際は毎日練習があって『あれは印刷ミスだった』と言われた。土日は、練習時間が9時間くらいになることもあって、休むと呼び出されて怒られる」(バトン部・高3女子・愛知)
 
・「部活を休んだ次の日は、ずっと走らされる。炎天下で走り続けた時は、気分が悪くなって病院に行った」(陸上部・高3女子・宮崎)
 
・「空き時間や休日は“自主練”という名の強制練習。実質、3カ月以上休みがなかった。それなのに、先輩から『こんなこともできないのか』と日常的に圧をかけられ、過呼吸になった」(野球部・高3男子・宮城)
 
・「私の部は、うまい人から順番に4つのグループにレベル分けされてて、部活を休むと一つずつレベルが下がっていく。休みを認めてもらうには、かなり特別な用事がないとダメ。試合の次の日は、基本は休みってことになってるけど、結果が悪かったら休みはナシで練習…」(ソフトテニス部・高3女子・愛知)

一番多くの声が集まったのが「部活を休ませてくれない」という回答。
 

・「1年間でオフが1日しかなかった」(テニス部・高1女子・大阪)
 
・「夏休みは、学校に行かなかった日が4日しかなかった」(吹奏楽部・高1女子・東京)

 
など、想像以上に部活に拘束された日々を送っている人が目立った。
 
ブラック部活の場合、体調不良や家庭の事情など、どうしても休まなければいけない状況だったとしても、なかなか認めてもらえないのが実情
 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 
なかには、

・「疲労骨折をしていても練習に入れられる」(バスケ部・高1女子・福岡)

 
なんて無茶苦茶な部活も! 
 
なんとか休めたとしても、休み明けには過酷なペナルティが待っていることが多いようで、その結果、熱中症や過呼吸になったという人まで…! 
 
また、事前に聞いていた活動日数とはまったく違った…という“だまし討ち”にあった人も。
 

・「休みがほとんどないことを事前に伝えられていたら、ブラックだと感じない」(テニス部・高2女子・東京)

 
との声もあるように、たとえ同じ練習日数でも、過酷さを知ったうえで覚悟を決めて入部したのと、聞いていた内容とは違う練習を強要されるのとでは、精神的にかなり違うみたい。
 
ちなみに、海外でのクラブ活動経験がある人からは、
 

・「中学までオーストラリアに住んでいて『日本で野球がしたい』と思って帰国した。でも、毎日ムダに走る練習ばっかりだし、筋トレをするだけの“しごき”が続いて驚いた。週2~3回の活動で好きな練習をするオーストラリアの野球クラブとは全然違った!」(野球部・高3男子・東京)

 
なんて意見も。
 
こんなに厳しい練習を強いられるのは、日本ならではなのかも…!?
 

顧問がブラック!

 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 

・「先生のお気に入りしか試合に出れない。気に入られないと、草取りをさせられる」(野球部・高3男子・静岡)
 
・「顧問が気に入ってる子ばっかりにパスを出す。気に入らない子にはボールを回してあげないから全然練習ができなくて、結局、上達しないから試合にも出してもらえない」(バレーボール部・高3女子・愛知)
 
・「うちの顧問はタバコが切れるとイライラしだす。この前、顧問の機嫌がめっちゃ悪い日があって、バレーボールを床にバーン!って叩きつけられた。そしたら、それが顔に当たった!」(バレーボール部・高3女子・愛知)
 
・「入試のために『7月で部活を引退したい』と言ったら、顧問から『無責任だ!』『後輩たちを見捨てるのか!』と責められて泣かされた。結局、11月まで続けました…」(バトン部・高3女子・愛知)

 
顧問については、「好き嫌いでひいきする」、「機嫌が悪いと生徒に当たる」、「退部届けを受理してくれない」など、“指導者”という立場とはとても思えないような回答が続出! 
 

・「部活を休むと『進路に響く』と言われる。『そんなことで、これから生きていけるのか!』と言われ、泣いたら怒鳴られた」(陸上部・高3女子・宮崎)

 
と、“進路”を持ち出して脅しのような暴言を吐いたり、
 

・「顧問が先輩とケンカして、全然部活に来ない時期があった。初心者で入部したから、教えてくれる人がいなくて困った…」(バレーボール部・高2女子・東京)

 
なんて、子どものような態度をとる顧問まで登場。
 
さらには、
 

・「顧問が書類を出し忘れたせいで、高校最後の引退試合に出れなかった。みんな、その試合に向かって頑張って練習してたのに、本当最悪! 顧問は一応謝ってたけど、反省してる様子もなくて全然申し訳なさそうじゃなかった」(バドミントン部・高3女子・東京)

 
という信じられない実情も!
 
「部を強くするために厳しく接してくれている」と“愛情”を感じられれば、生徒側も理解して「頑張ろう」「顧問について行こう」と思えるけど、あまりにも自己中心的で理不尽な行動をされると、信頼関係が築けず「うちの顧問はブラックだ」と感じてしまうよう。
 

部活内ルールがブラック!

 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 

・「遠征が多いのに、交通費はすべて生徒が負担する」(剣道部・高2男子・大阪)
 
・「レギュラー以外はバスに乗れない。親が試合会場まで送迎する」(陸上部・高3女子・宮崎)
 
・「引退後や高校卒業後も、5年間くらいは部活の練習に参加したり、大会の手伝いをしないと怒られる。かなり大変で、一日中拘束されるのにすべてボランティア!」(バトン部・高3女子・愛知)
 
・「先輩が後輩の役割分担を決める。だから、先輩に好かれないと片付けを1人でやらされるハメに…。顧問も見て見ぬフリで何も言ってくれない」(ダンス部・高3女子・東京)

 
体育会系の部活にありがちな、先輩後輩の厳しい上下関係のルールについては、意外にも「ブラックだ」と感じている人は少ないようで、回答は少なめだった。
 
それよりも、遠征費や交通手段でのケアがないことに理不尽さを感じている人が多数! 
 
レギュラーとの差別化が当たり前になっている部では、特にモヤモヤとした気持ちを抱える人が多かった。
 

ブラックな待遇を改善するには?

 
ブラック部活に所属している人は、想像以上に過酷な目に合っているよう。
 
では、「この状況はどうしたら改善すると思う?」と聞いてみると、
 

・「変わらない」(吹奏楽部・高1女子・兵庫)

 
という人も多かったけど、
 

・「周りの大人や教師に相談する」(軽音部・高2女子・千葉)
 
・「校長先生に言う」(剣道部・高1男子・大阪)

 
という意見も目立った。
 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 
実際、勇気を出して行動した人からは、
 

・「部員15人で生活指導の先生に顧問のヒドさを訴えに行った。そしたら、次の日から態度が急変! めっちゃやさしくなってすごくイヤなところを見た…」(バレーボール部・高3女子・愛知)

 
なんて報告も。
 
たしかに、自分より上の立場の人の意見はすぐに受け入れる、というのは見ていて気持ちがいいものではないかもしれないけど、ブラックな面が解消されるのなら、相談してみる価値はありそう。
 
ただし、

・「誰か1人が代表で言いに行くと、その人だけがレギュラーから外されるとか理不尽な対応をされるかもしれないから、できるだけ大人数で行ったほうがいい」(野球部・高3男子・東京)

 
とのアドバイスも。
 
休みがない、顧問の暴言…「うちの部活ブラック!」と思った瞬間
 
折れない心が養えたり、仲間との強い絆が生まれたり…。
 
高校生にとって部活動は、かけがえのない貴重な時間
 
みんながいい環境で部活に専念できるよう、まずは部員同士で解決策を話し合ってみるのも一つの手かもね。
 
あなたが所属している部活は、ブラック? それともホワイト!?

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榛村季溶子 short cut ライター

榛村季溶子/short cut

1980年4月生まれ。静岡県出身。黒はんぺんが全国共通だと思い込んで育ったため、コンビニのおでん売り場で白いはんぺんを見たときは「メレンゲが浮いてる!」と衝撃を受けました。そんな私も上京して早15年。ライター事務所・ショートカットに所属し、雑誌、web、広告など幅広く執筆しています。

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