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好奇心の授業
泣いている赤ちゃんは、放っておいたほうが我慢強く育つ?
泣いている赤ちゃんをどうする?
(1)泣いている赤ちゃんをすぐあやすと甘えて育ってしまうから、我慢強さを身につけさせるために少しぐらいはそのままにしておくほうが良い。
(2)泣いている赤ちゃんは何かを要求しているのだから、すぐにあやすべき。
(1)と(2)、あなたはどちらだと思いますか?
教育心理学の研究によると、答えは(2)。
赤ちゃんは泣いても誰もあやしてくれないと、自分が何をしても周りは変わらないと考えるようになってしまいます。つまり泣いても仕方ないというあきらめの状態。
赤ちゃんが泣かなくなったのは我慢強さを身につけたのではなく、無気力になってしまったということなんですね。
アメリカで行われたある研究
実際に、アメリカではこんな研究もおこなわれています。子育て中の家庭を訪問・観察し、赤ちゃんが泣くのをすぐにあやす家庭と放っておく家庭とを比較したのです。その結果、すぐにあやす家庭で育った子どものほうが、いろいろなことに自分から興味を持ち、運動面や知能面などの発達が早いことがわかっています。逆に、放っておかれる家庭で育った子どもは、何に対しても比較的無関心・無気力な傾向があるようです。このように、自分の行動と周囲の変化とが無関係であるという経験を重ねると、何をやっても仕方がないというあきらめの状態を学習して(身につけて)しまいます。心理学ではこれを「学習性無力感」または「学習性無気力」と呼んでいます。
勉強嫌いも「学習性無気力」でつくられる
「学習性無気力」は赤ちゃんに限ったことでなく、青年期や成人期にも見られます。
勉強してもなかなか成績が上がらないということが続くとあきらめの状態になり、どんどん成績が落ちていくことがあります。その逆に、がんばって勉強したら成績が上がったという経験を重ねると、勉強が楽しくなり、どんどん成績が上がっていくこともあるのです。
教育心理学&子ども学
東海学院大学 人間関係学部 子ども発達学科
東海学院大学の子ども学科では、卒業と同時に幼稚園教諭1種、保育士、小学校教諭1種の資格取得が可能。「子ども文化」や「子育て支援」「人間の発達と理解」など、多彩な分野から「子ども学」にアプローチします。そんななかでも特徴的なのは、「乳幼児心理学」「児童心理学」「教育心理学」「発達心理学」など、子どもの心を理解するための授業が充実していること。また、大学附属の幼稚園(東海第一幼稚園・東海第二幼稚園)などで実際に子どもとふれあう機会が豊富に用意されるのも魅力のひとつです。
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