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好奇心の授業
サッカーのイングランド代表を強くしたのは、スポーツ心理学
2大会連続のベスト8
2002年と2006年のワールドカップで連続してベスト8に輝いたイングランド代表。
しかし、フットボールの伝統国でありながら、それ以前のイングランド代表の成績はふるわないものでした。1998年はベスト16、1994年はあろうことか予選敗退でWCに出場すらできなかったのです。
そんなイングランド代表が躍進をとげた理由は?実はそこには、一人のスポーツ心理学者の働きがありました。
スポーツ心理学者による意識改革
スポーツ心理学者は、選手の意識改革からはじめました。
「国のために戦う」という意識が強かった選手たちには常に大きなプレッシャーがかかり、大事な試合で実力を発揮できなくなっていました。
2002年WC以前の重要な3つの国際大会のうち、2つの大会でPK戦によって敗れたことは、選手たちが感じたプレッシャーの大きさをよくあらわしているといえるでしょう。
心理学者は、選手たちに「国のためにプレーするのではない。自分の実力に自信を持とう」とくり返し語りかけ、彼らをプレッシャーから解放しました。
PKを成功させたイメージトレーニング
また心理学者は、選手たちにイメージトレーニングをすすめました。
イメージトレーニングとは、たとえばPKをける前に、自分がゴールをあげるまでの一連の行動を頭のなかで思い描くことです。
ある研究では「実際にプレーするのも、プレーを頭でイメージするのも、脳の活動の3分の2以上は同じ」という結論を得ています。
つまりイメージトレーニングによって、選手は緊張が極限に達する場面でも、自分本来のプレーを呼び覚まし、心から不安を取り除くことができるのです。
ほかにもスポーツ心理学では、「ピークパフォーマンス分析」「リラクセーショントレーニング」「心理的コンディショニング」などいくつかの方法が知られています。
興味がある人は大学に進んだら、ぜひ専門的に勉強してみてください!
スポーツ心理学&健康科学
愛知学院大学 心身科学部 健康科学科
医師でもある佐藤先生
健康科学科は、医学的・科学的な知識をバックグラウンドに、スポーツと健康について学習・研究する学科。「スポーツ心理学」のほか、「運動生理学」「運動栄養学」「スポーツトレーニング論」「生涯健康論」「健康スポーツ医学」「スポーツ文化論」「レクリエーションスポーツ」などの多彩な授業により、予防と治療の両面から人間の健康を考えていきます。最新の情報をもとに健康を考える「健康開発科学コース」、運動を通じてあらゆる人の健康に貢献する「スポーツ科学コース」、時代のニーズにこたえる言語聴覚士をめざす「言語聴覚科学コース」の3コースを設置しています。
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