◇現場で行われている漢方医療について学ぶ「漢方治療学」
漢方調剤を実施する際に、薬剤師が服薬指導、薬歴管理、疑義紹介、病棟業務を的確に遂行するためには、漢方の臨床を知っておく必要がある。「漢方治療学」は、そのために漢方理論による診断と治療について研究し、漢方薬局における患者のセルフメディケーションも推進する研究分野である。
◇個々の生薬の特性や含有成分、作用について学ぶ「生薬学」
「生薬学」は、漢方薬を構成する生薬をはじめ家庭薬、民間薬、伝統薬などについて、その基原植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問である。生薬の加工、管理保存法、鑑別法、試験法などの製剤化に関する手法の改善も行う。
◇薬用植物の育種、栽培生産、流通について学ぶ「薬用資源学」
天然資源に医薬品のソースを求める研究分野であり、医薬品原料確保の観点から、微生物、植物、動物、鉱物などへ、あるいは民間薬へのアプローチが必要である。薬用植物の育種、栽培生産、流通のほかバイオテクノロジーによる動植物の増殖も対象である。