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ポンタの進学ゼミ

■英語ができませんという英語が言える人・日本人 第132回 (2/7)

まいど!
寒さの厳しい2月。
受験生諸君も高校1年生諸君も「寒いな〜」と何度言ったかな?
ほんまに寒いもんな〜。
でもなぜ「寒いな〜」って言うんやろう?
つい口をついて出るけど、寒さは変わらんなー。

僕のヨメサンは出かける時に「忘れものない?」と聞いてくれるんやけど、
忘れているものがなにかがわからんから、忘れものをするという理屈を考えると、
答えは「忘れているから、わからん」となる。
でもこれでは険悪になるやんねー。

なんで「寒いな〜」といい「忘れものない?」と言うんやろうね?
ということに興味のある人は、脳構造の勉強をするとか、
コミュニケーションについての学問を選択してもいいかもしれんな。

ただ、この思わず口に出る言葉を利用する手は、いろいろあるねん。

例えば時間がなくて、焦っているときに「時間がない」と言うと、ますます焦る。
焦りを自覚しちゃうから、どんどん焦りが増幅される。

でもこう言い換えるとどうなるかな?
「後、1時間しかない」
これだと時間の単位が明確にできるから、できることを探せるね。

「後、60分しかない」
単位を変えることで1という数字が60という数字になり、やる気が出ないかな?

「後、60分はある」
これだと時間は変わらないけど、自分の気持ちが焦りから急ぎに変わらないかな?

さらにこれはどんな感じ?
「後、10分が6回ある」
回数を6倍に増やし、集中する時間を10分に短縮できると考えてはどうやろう?
8分集中して2分休憩するなんてこともできるよね。

事実はなにも変わらない。
でもその事実を解釈する方法は無限にある。
焦りを、明確にしたり、急ぎに変えたり、集中する意欲に変えることはできる。

僕の場合はこういうふうに使ってる。
毎日睡眠時間が4時間程度しかない。
だからこういう言葉を自分にかけることができる。
「今日も4時間は寝れる。ありがたい!」
「今日も240分も寝れる。サイコー!」
「240分寝れるから、寝ることに集中しよう!」

でもってこんなことも。
「退屈しているヒマがない」(ツマラナイことがない)
「やらせてもらえることが一杯あって、サイコー!」(仕事のない人もいるからね)
「今日もできることは全部やった。やり切って寝れる!」(一日一生の心得)

これらのことは、知識ではなくて、知恵。
つまりボキャブラリーの大小にかかわらず、視点を変えれば言葉は変えられる。
そして例示したものは、全部ポジティブに変換しているやろ?

これ、やってごらん。

閑話休題(かんわきゅうだい;ちょっと話題を変えまっせということ)

僕の教え子がベトナムで働いている。
【第126回 ■アジア視点で、未来をつくる】
に書いた。

彼が一緒に働くベトナム人の多くは、自分のことも未来のことも肯定的に話すらしい。
「オレ、すごいねんぞ〜!そしてベトナムの未来も明るいぞ〜!」とね。
これは東南アジアの国々だけではなくて、中国も同じだし、
僕が毎年訪ねるヨーロッパの人たちも同じように、
「ワタシすごいわよ〜!そして未来もいいものにしなきゃ!」みたいに言う。

フェイスブックで出会ったフィリピン人の友達は、ひどい英語で私信をくれる。
たとえば"I can speak Engrish."と堂々とLとRのつづりを間違えて書いてくる。

がんばって日本語も書いてくる。
"Doitajimajide"(どいたじまじで)とね。
これは「どついたる、マジで」とちゃうで、「どういたしまして」やで。
でも伝わったら、それでいいやん。
フェイスブックは受験じゃないもん、友達つくって、会話を楽しむところやもん。

でも日本人は元々謙虚さを尊ぶから、
「私すごいんです」とは言わず「私フツーです」とか「私大したことないです」と言う。
"I cannot speak English fluently."と流ちょうに書き、一所懸命話す。

ではほんまに日本人は大したことがなくて、
他の国の人たちがスゴイのかというと、それは違う。
あんまり変わらん。

もちろん日本の経済環境は円高もあり、厳しい。
社会的環境も311の問題があり、まだまだ大変なことがたくさんある。

でも餓死する人はいない。
殺人などの治安も極めて良い方である。

だったら、厳しいところ(ネガティブ)だけに焦点をあてていてはもったいなくないかな?
陽のあたる部分(ポジティブ)にも焦点をあてては、どうやろか?
自分のことも、周りのことも。

 ネガティブポジティブ
(1)「寒いからイヤだ」「寒いとお鍋が美味しい」
「寒いから暖かい春が楽しみ」
(2)「時間がない」「時間は少しある」
「今できることはなんだろう」
(3)「勉強ができない」「できないから、勉強をするんだ」
「他の方法はないかな」
(4)「将来のやりたいことが、
わからない」
「やりたいことを決めずに、
将来の可能性を広げよう」
(5)「厳しいだけのあの先生と、
気が合わない」
「あんな先生だからこそ、
いいところを探せれば楽しい」
(6)「進路についての意見が、
親と合わない」
「親の意見に反発して、
エンジンをかけよう」
そして君らの世代は、これからアジアを中心に世界との接点がますます増えてゆく。 だからこそ、謙虚だけではなくて、 ポジティブに視点を変えるという知恵を使って、生きる力をつけていってや〜! LとRを間違えたって、受験の先の人間関係は、ちゃんとつくれるで〜! ほな、ぼちぼちいこか〜!
ポンタさん
 

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