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  • 奨学金の基礎知識
  • Part1 大学生編

    大学に進学したい人はこの制度! 先輩はこうやって奨学金をゲットしたよ!
  • Part2 専門学校編

    専門学校に進学したい人はこの制度! 先輩はこうやって奨学金をゲットしたよ!

カンタン解説 奨学金の基礎知識

奨学金って、どうしてあるの?

将来の夢や希望をかなえるためには、就職のこととか、進学のことなどを真剣に考えることが大切。でも家庭の経済状況によっては、高校卒業後に進学するのが難しい人もいるよね。そんな人に対して、進学に必要な経費を援助する目的でつくられたのが奨学金のシステムなんだ。つまり、第一の大きな目的は学生への経済的サポート。そしてもう一つは、学業成績などが優秀でもっと勉強したいという意欲の高い人を、将来的に社会に貢献してくれる人として育てるため、という目的でつくられた奨学金もあるんだ。

実はいろいろなタイプがある奨学金制度!

  1. type1 国や地方公共団体による公的なものと、学校独自や育英団体による民間のもの

    運営している組織の違いで大きく分けると、国や地方公共団体による公的な奨学金と、民間の団体などが行っている奨学金がある。公的な奨学金の代表が、国の独立行政法人である日本学生支援機構が実施する奨学金だ。地方公共団体の奨学金は、都道府県ごとに行うものと、市区町村ごとに行うものがあるけど、すべての自治体で行っているわけではないんだ。民間の奨学金の中には、学校ごとに独自に行うものと、企業や個人、民間育英団体などが行うものがある。詳しくは下の代表的な4つの説明を見てみよう。

  2. type2 返さなくてもいい給付型と返さなくてはいけない貸与型

    受け取る奨学金は、そのままもらえる、つまり返さなくてもいいタイプと、卒業後に返さなくてはいけないタイプがあるので注意しよう。返さなくてもいいタイプを「給付型」といい、もらえる金額は授業料の相当額からその半額、または年に○万円など、さまざま。卒業後に返さなくてはいけないタイプは、一時的に借りるだけなので「貸与型」という。日本学生支援機構の奨学金は貸与型。地方公共団体の場合は貸付型という場合もあるよ。

  3. type3 返すときに利子がつくタイプと利子がつかないタイプがある

    貸与型の奨学金の場合は、借りた金額だけを返せばいい「無利子タイプ」と、借りた金額に利息をつけて返さなくてはならない「有利子タイプ」があるので、この違いも知っておこう。どちらも学校を卒業して半年後くらいから返済を始めるけど、借りた金額に応じて数年~10年、15年などと時間をかけて、少しずつ分割で返していくので、それほど心配しなくていいんだ。ただし貸与型は、卒業生が返すお金が次の後輩学生たちへの奨学金の一部になるので、きちんとまじめに返していくことが大切。

  4. type3 進学先や専攻の科目、居住地域によって利用できるものと、利用できないもの

    学校独自に行う奨学金は、その学校に合格して入学する人や、在校生が対象になる。民間の育英団体などが行う奨学金も、対象となる大学や専門学校が指定されていたり、学部や学年が指定されているものも。調べるときは条件などをしっかり確認することが大事。都道府県や市区町村で実施している奨学金は、その地域に保護者が一定の期間以上居住していることが条件の場合が多いので、今住んでいる自治体に奨学金制度があるかどうか調べてみるといいよ。一部には、その地域に居住している学生自身に対する奨学金もある。

これが奨学金制度だ!

代表的な4つの奨学金制度はこれ!

先輩たちの多くは、この奨学金を利用している! 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

国からの予算と、利用した先輩卒業生の返還金によって運営されているのが、この奨学金だ。高校から専門学校、短大、大学、大学院、海外留学のための奨学金まで種類は豊富。すべて貸与型で、無利子の第一種と、有利子の第二種の2種類あり、それぞれ申し込み条件である「学力基準」と「家計基準」が違っているので注意しよう。「学力基準」とは高校の成績のこと。「家計基準」とは、保護者(家計を支えている人)の合計年収が機構の定める上限以内であること。第一種のほうが条件はやや厳しい。採用されると、第一種、第二種ごとに月額で貸与額を選べるけど、これとは別に、入学金等の支払い用に「入学時特別増額貸与奨学金」もある。
申し込み方法も2つ。高校3年生のときに在学する高校を通して申し込む「予約採用」と、進学先が決まってから入学した学校を通して申し込む「在学採用」だ。在学採用の場合、進学先が国公立か私立か、自宅通学か自宅外かでも家計基準は少しずつ違う。また保護者が病気、失業、災害などで家計が急変した場合には、「緊急・応急採用」もあるので、各学校で相談してみよう。

無利子のタイプが多いので、調べてみる価値あり! 地方公共団体の奨学金

都道府県や市区町村の教育委員会などが、居住者のために行っている奨学金で、大学生・専門学校生の場合は無利子の貸与型が多い。どの自治体でも実施しているわけではないので、まずは住んでいる自治体のホームページなどで制度の有無や、条件などを調べてみよう。地方自治体の奨学金は、他の奨学金と併用できるものと、できないものがある点も注意が必要だ。
居住する地域で奨学金の制度があったら、申し込み方法や募集時期も要チェック。個別に各自治体に申し込む場合と、進学した大学などを通して申し込む場合があるからだ。大学を通して申し込む場合は採用数が少ないけど、入学後は念のために学生課などで聞いてみるといいよ。

民間企業や地域に根ざした奨学金のほか、新聞奨学会も 民間育英団体の奨学金

民間企業や地域の篤志家などがお金を出し、財団法人や育英会などの民間団体を通して募集する奨学金。給付型と貸与型のどちらもあり、採用基準や金額などもまちまちだ。
給付型は、成績優秀で人柄なども優れた学生を経済的にサポートし、将来、特定の分野で活躍してくれる人材を育成することを目的としている。成績は学業のほか、文化・スポーツ・芸術、ボランティア活動などの分野で実績のある人を対象にしたものもある。ただ、採用数は毎年、数名から数十名というものが多く、書類選考と面接によって決まるのが一般的。個人で応募できるものと、指定された高校・大学などを通して募集しているものがあり、数十種類もの民間団体の奨学金を取り扱っている大学もある。自信がある人は給付型にチャレンジを。
貸与型の場合は、無利子のものが多く、卒業後、一定の期間内に分割で返していく。

保護者に極力負担をかけずに進学したい人は、新聞奨学会を利用するのも手。
働きつつ学ぶ制度でポピュラーなのが新聞奨学金制度。新聞の朝刊・夕刊の配達をはじめ、チラシの折り込み作業、受け持ち地区の集金などの仕事をする。その代わりに、奨学金のほか、毎月給与が支払われ、賞与や手当てなどもあるので、生活費もまかなえる。さらに、無料の寮があったり、朝・夕の食事を格安で出してもらえることも多いので助かる。自分の力で学校を卒業したいと考える人には、ピッタリの制度だ。
1年契約の1年制から4年契約の4年制まであり、一定期間、新聞配達などをして働いたあと、年数に応じて奨学金が支給される。支給額は、制度によって異なるので、事前に調べよう。

入学案内や入学後の春の募集に注目を! 大学・専門学校独自の奨学金

大学独自の奨学金には、その大学に在学し、経済的な理由で勉強を続けることが難しい学生に対して支給される給付型と貸与型の奨学金があり、それぞれ複数の奨学金がある大学も多い。
給付型は、新入生は入学試験の成績をもとに、2年生以上は毎年春に応募を受け付け、前の年度までに取得した単位や成績、家計基準などをもとに選考されるのが一般的。優秀な学生を獲得するために、最近では入学試験の合格者で特に成績上位の学生に、授業料の全額または半額程度を給付する大学も増えているよ。
貸与型は、成績などの条件が給付型より厳しくなく、入学前から予約を受け付ける大学もあるので、入学案内などで確認してみよう。大学が提携する金融機関で借りられる教育ローンや、奨学融資制度もある。
専門学校独自の奨学金は給付型で、奨学生用の筆記試験、面接、書類選考などで合格した学生に、入学金や授業料の全額または一部を免除する制度や、特定の資格をもっている学生に対し、授業料などの一部を免除する制度が多い。

自分の進学先に合った奨学金制度を探してみよう!

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取材・文/光田洋子(インタープレス)
撮影/金田邦男、西山輝彦  イラスト/桔川伸  デザイン/クーシー

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