現役東大生に教わる「勉強が得意になるコツ」

模試を上手に活用するスケジュールと作戦は?

模試はいつ受ければいいのか、どうしたらその結果を受験勉強に役立てることができるのか? 先輩たちの活用法を参考にしてみよう。

1. いつ、どの模試を受けましたか?

先輩たちが3年間に参加した模試まとめ

2. 模試をどんなふうに活用しましたか?

模試の結果を参考に自分の弱点を研究

3年の前半はどんな問題で間違えてしまったのか、自分の弱点を洗い出すことを重視。夏休み以降は、出題傾向や試験中に問題を解くペース配分など、試験形式に慣れることを意識していました。成績が悪くても落ち込まずに、「どうすれば次に同じ間違いをしなくてすむか」という対策を考えることが大事だと思います。
(馬場諒さん)

2年生までは模試の結果でくよくよしない

2年生までの模試は、自分の学力がどの位置にあるかを確かめるもの。だから英語の成績が良くなかったときは、「じゃ、次の模試までに英語をもう少し頑張ろう」と気持ちを切り替えていました。けれど3年生になったら、もっと具体的に結果を分析。点数だけでなく、どんな問題を間違えたのか細かくチェックしていました。
(伏島理愛さん)

3年の夏休みから入試直前まで毎月参加

試験形式に慣れるには模試が一番と思い、3年の8月から入試直前の1月まで毎月受験。そうすると、世界史の論述問題を解くのにどれぐらい時間が必要か、数学の問題を一問解くのに何分かかるのかなど、試験でのペース配分が掴めました。また毎月自分の学力を確認できるので、モチベーション維持にもなりました。
(山室良晃さん)

自分の学力と苦手を確認してモチベーションを上げる

高2のときも模試をいくつか受けましたが、まだ学力がちゃんとついていないし、そんなに気にすることはないかなと思っていました。ただし東大模試は、そのときどきの自分の学力を把握できるし、自分が苦手な分野や足りないところが見つかって「もっと頑張らなければ」とやる気になるので、必ず受けていました。
(渡部和玄さん)

3. 模試の効果的な受け方のアドバイスをお願いします。

模試は学力アップの大チャンス!

テストなので、結果が悪いとやっぱり落ち込んでしまうと思います。でも間違えた問題ができるようになれば、入試本番で同じような問題が出てもちゃんと解ける。結果を見て落ち込む時間があったら、「どうしたら同じ間違いを繰り返さないか」を考えましょう。2年生の後半からは定期的に受けるといいと思います。
(馬場諒さん)

模試の日程に合わせて勉強計画を立てる

勉強スケジュールを立てる目安に模試がぴったり。模試の結果で今の自分に足りないものがわかるし、それをちゃんと克服できているかを次の模試で確認もできます。試験を受けるにしても、勉強をするにしても、課題や目標があったほうが楽しくやることができます。ただ漠然と受けていてはもったいないです。
(伏島理愛さん)

模試の問題は必ず復習する

間違えてしまった問題はもちろん、こんな感じかなとカンで正解した問題も必ず復習すること! 受験で一番怖いのは、わかったつもりでやり過ごすこと。「確実にできた。理解した」となるまで、繰り返し問題を解きましょう。東大模試のように、傾向や参加者の学力が志望校に合っているものだと、より効果的だと思います。
(山室良晃さん)

模試の結果を分析して改善策をみつけること

3年生になったら少なくとも2~3カ月に1回は受けたほうがいいけど、大切なのは模試を受ける回数ではなく、結果をちゃんと分析して自分の勉強に生かすこと。これができていなければ、何回受けても意味がありません。まずはどこが悪かったのかを自分なりに考えて、どうしてもわからないときは、学校や塾の先生に相談しましょう。
(渡部和玄さん)

短時間学習でもしっかりと身につくのは、ON/OFFのメリハリが利いているから
実は効率よく勉強すると長い時間、机に向かわなくても学力がつき、新しいことを学ぶ楽しさが実感できることがわかった。東大生の先輩のようにしっかり休憩を取りながら、集中して勉強をするやり方を取り入れよう。そして勉強をするときには、「志望校に合格すれば、楽しい大学生活が待っている」と希望を持って楽しく勉強しよう!

構成/平林朋子     取材・文/川崎美津子(スクリーバ)
撮影/西山輝彦     デザイン/クーシー

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