薬剤師、MR、研究開発など高い専門性を持つプロが活躍!
私たちが普段使っていたり、病院で処方されたりする医薬品の開発・製造・流通には、製薬メーカーをはじめ様々な企業・組織がかかわっている。そして、それぞれの場で高度な専門性と倫理観を持ったプロフェッショナルが活躍。その医薬品業界の全体像と主な職種を紹介しよう。
2006年度から薬学部6年制がスタート!
今、医薬品業界を動かしている大きな流れの一つが「医薬分業」。医師は患者の診察と薬剤の処方までを行い、調剤、投与は専門家である薬剤師が行うよう役割分担を明確にすることで、より適切な医療を実現していこうという考え方だ。そこで注目されているのが薬剤師の専門性の強化。2006年度から大学の薬学部が医学部と同様の6年制になり、今後はさらにスペシャリストとしての位置づけも高まっていきそう。チーム医療の浸透で、医療現場での存在感はすでに増している。また、ここ10年ほどで新薬開発をめぐる環境も大きく変わってきている。治験の基準が欧米並みに厳密化されたことで、治験をサポートする業務を行うCRC、CRAといった新たな職種のニーズが高まる一方、「時間がかかり過ぎる」との批判もあった日本の新薬承認のプロセスも迅速化に向けた動きが進行。抗体医薬品、ゲノム医薬品といった注目の新分野もあり、製薬業界は活気づいてきている。