就職先としての人気もバツグン。センスや創造性が活かせる業界
「出版業界」は就職先として人気バツグンの業界。雑誌や書籍の編集者、ライター、グラフィックデザイナーなどのクリエイティブな仕事に憧れている高校生も多いはずだ・雑誌が作られる過程を例にどんな企業、どんな職種があるのかを解説しよう。
出版不況の中でも就職先としての人気は高い!
90年代の終わり頃から、いわゆる「出版不況」が続いている。一例を挙げると、90年代前半には1号につき平均600万部を超える発行部数だった『週刊少年ジャンプ』(集英社)も現在はその半分の300万部を切っている(それでも少年コミック誌ではダントツのトップ)。平成不況とインターネットの普及が同時に訪れたこと、さらに若い世代の活字離れなどが複合的な要因になっているため、出版業界の全体の景気を考えると見通しは暗いと言わざるを得ない。ただし、『ハリーポッター』のようなベストセラーや新書ブームなどのヒットもあるようにビジネスチャンスは十分。以前にも増して各出版社の企画力勝負になっている中で、異業種から出版事業に参入する例も増えている。また大手総合出版社に関しては、就職先としての人気は相変わらず高い。リクルート調べによる大学生の就職希望ランキング(2007年卒者対象)では、多少のランクダウンはあるとはいえ、講談社が三菱商事、三井物産より上の23位、集英社はNECや大和証券より上の43位だった。