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進学基礎用語

単位

進級や卒業に必要な勉強の量の基準値のこと。「授業1科目に対して2単位(ほかにも1、4単位などいろいろある)」などのように、修める科目によって単位数が決められている。学生は科目履修届けを学校に出し授業に出席、試験で合格点を取ることで単位取得となる。ちなみに、4 年制大学では、最低12 4 単位、短大では6 2 単位を取得しないと卒業できないとされる(学校・学部により違うので注意!)。

編入(大学・短大)

短大・高専・他大学の卒業生、他大学在学生は、編入試験に合格すれば、大学の2年次または3年次に入学できるという制度。専門分野を1 つに絞り切れない人なら、短大などでじっくり考え、大学編入時に専門分野を決定するなど、選択の幅を広げられる。ただし、募集人員は若干名の場合が多いこと、編入できる学部・学科に限りがあるなど、制限があるケースが多いので楽観は禁物。

編入(専門学校)

専門学校の卒業生(就業年数2年以上、授業時間17 00 時間以上履修の場合)で、編入試験にパスすれば大学の3年次に入学できるという制度。専門学校で学んだ分野をもっと学術的に深めたい人には、一般入試にトライするよりメリットがある。ただし、取得単位の認定数や成績など、学校によって受け入れ基準
は様々なので注意が必要だ。

セメスター制度

1年間を、半年ずつの前期と後期に分け、科目を修め単位を取っていく制度。1年間を通じて同じ科目を学ばないため、短期集中で効率よく学べ、万一単位が取得できなかった科目があってもすぐに取戻ししやすい。海外留学などの学外の予定に合わせ、取りたい科目数の配分を前後期で変えることができるのもメリットといえる。

奨学金制度

一定以上の成績を修めている人、経済的に就学が難しい人のための就学支援制度。分類すると、(1)独立行政法人 日本学生支援機構奨学金、(2)地方公共団体の奨学金、(3)民間育英団体の奨学金、(4)学校独自の奨学金などがある。 制度の詳しい内容は主催側によって様々。返済義務の有無、高校の成績だけでなく面接や論文試験が課されるなど、選考内容の違いをよく調べて活用しよう。

特待生制度

高校の成績が優秀な人などに対し、授業料などの全額、もしくは一部が免除される制度。合格基準は学校によって異なる。募集は出願時か入学後。特待生入試を行う学校、学部、学科などもあり、一般入試とは日程が違うので注意しよう。学校案内のパンフレットなどで早い時期にチェックしておけば、志望校の絞り込みに役立つ。

初年度納入金

入学した年度に学校へ納めるお金のこと。学校や学部などによって内容は違うが、主に、授業料、施設維持費、研究実験費、保護者会などの諸経費のほか、入学金(2年次からはナシ)などがある。特に理系、専門学校で実験・実習が多い場合、施設・研究費などが多くかかる傾向にあるが、同じ専攻でも学校によって金額はいろいろなので事前に内訳を調べておくことが大切。

インターンシップ

在学中に、興味のある仕事を実際に一定期間体験する制度。学校が一般の企業と連携して制度を作り、希望者を派遣するケースと、将来を期待できる優れた人材を発掘するため、企業が独自に希望者を一般公募するケースがある。自分の適性を見きわめたり、足りない技術を確認したうえで学びに役立てることができる。