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進学基礎用語

大学

卒業まで最低4 年間在籍し、卒業すると「学士」の学位が与えられるのが大学で、大きく分けると「総合大学」と「単科大学」がある。総合大学とは、文学、農学、経済学など、複数の学問系統をもつ学部を備えた大学。一方、例えば教育学だけというように、単一の学問を学ぶ学部で成り立つのが単科大学となる。 総合大学では、学部・学科を超えて授業を受けたり、人の交流が期待できる場合が多いのが利点。単科大学では、専門分野に特化した人、情報、施設が集中して整備されているなど、それぞれの長所がある。

短期大学

修業年数(卒業までに最低限在学する年数)を2年または3年とする学校のこと。所定の単位数(最低6 2単位以上)を修め卒業すると、「短期大学士」の学位が与えられる。女子学生を対象とする学校が多いが、最近は男女共学も増えてきた。4 年制大学より短期間で専門分野が学べることや、学校によっては、より深い学問追究のために大学編入などの制度をもつ場合もある。

専門学校

専修学校の中で、専門課程を置く学校のこと(専修学校とは、法で定められた設置基準を満たし、各都道府県知事から認可を受けた学校のこと)。複数の学問体系をもつ学校の場合は「総合(学園)」と紹介されることもある。 認可を受けた学校は授業内容、施設・設備とも一定の水準をもっており、日本学生支援機構の奨学金や学割も利用できる。認可の有無をよく確認しよう。

各種学校

各種学校とは、法で定められた教育機関のひとつで、現在の専修学校の前身。昭和51年、専修学校制度が施行されるまで、専修学校は各種学校と呼ばれており、その多くは専修学校となったが、今でも各種学校が残っている。看護や調理をはじめ、珠算・語学・予備校など様々な学校がある。

大学校

文部科学省の所管に属さない教育施設のうち、高等教育程度の教育を行う学校が多く用いる名称で、準大学ともいう。通常「大学校」という場合には、文部科学省に属さない国立および公立の教育施設を指す。例えば、防衛大学校、警察大学校、海上保安大学校など。国立の大学校では、多くの場合、学生は職員とみなされ給与がもらえる。ただし、年齢制限があるので要注意。入試の形式や日程は学校により様々なので確認を。また、最近では「専門大学校」という名称で使用されるケースもあるが、上記の意味とは違うので注意。

大学院

大学の学部の上に位置する教育機関。専門分野に特化した研究や高度な知識・技術を身につけるため、大学の4 年と大学院の2年の課程を合わせ、一貫教育を行う大学が多い。 大学院の課程には、修士課程(2 年間が修業年限)と博士課程(5 年間が修業年限)がある。博士課程は5 年一貫制、あるいは前期2 年・後期3 年に分ける区分制博士課程(この前期が修士課程に当たる)などがある。なお、医・歯・獣医学は4 年の博士課程のみが設置されている。

修業年限

学校の教育課程において定められる標準的な教育の期間。原則として、その同じ期間以上を在学しないと卒業することはできない。個別の学校、学部、学科などにより、期間は異なる。例えば、専門学校でも1 年間ですむものもあれば、3 年間という場合もある。学問内容はもちろん、何年かけて学ぶかも進路選択のポイントだ。

学位・称号

学位とは、単位修得や研究論文などの学習成果に対して与えられるもの。世界的に通用し、法で保証されている。大学卒業時に与えられる「学士」、短大の場合は「短期大学士」がこれにあたる。一方、称号とは、専門学校で与えられる「専門士(修業年限2年以上、修めた授業1700時間以上を満たす場合)」などがあるが、特に学校教育法に学位として規定されていないもののことを指す。※「専門士」の称号は学校単位ではなく、学科単位で与えられる。