今すぐできる!自己PRの書き方&磨き方

何を書いていいのか思い浮かばない…。書いてみたけど内容がイマイチ…。大丈夫、ちゃんとコツがあるんです。
以下のポイントを押さえればキミの自己PRも一気にブラッシュアップできる!

自己PRの書き方

「求める人物像」をしっかり読む

自己PRの内容は、学校が求める人物像と合致することが求められるので、まずは志望校のアドミッション・ポリシーをしっかり読み込んでみよう。「英検2級以上の合格者」といった具体的なものもあれば、「向上心をもって勉学に取り組める人」といった抽象的なものもあるが、いくつか挙げられていることが多いので、自分が合致しそうなものを探そう。

自分の長所を書き出す

次に自分の長所を思いつく限り書き出してみる。この段階ではそこまで自信がない項目も含めて、どんどん書き出すことが大事。「リーダーシップがある」「協調性がある」「粘り強い」「バレー部で2年の春に県大会ベスト4」「英検3級」「友達が多い」「よくお年寄りに席を譲る」「嘘はつかない」「度胸がある」「人を笑わせるのが得意」など、なんでもOK。

求める人物像と長所を照合して絞り込む

次に、学校が求める人物像と、自分が書き出した強みとを照らし合わせてみる。そのうえで合致しそうな項目をピックアップしてみよう。ズバリ合致するものがなくても、関係がありそうならOK。「コミュニケーション能力に優れた人」に対して「明るく元気」という強みでも大丈夫。幅広く考えよう。

絞り込んだ長所をさらに掘り下げる

実はパッと思い浮かぶような性格面の長所は、そのまま書くとみんなが書きそうなありふれたものであることが多い。そこで、絞り込んだ長所をさらに掘り下げて違う言葉で表現してみよう。例えば、「明るく元気」の中には「物怖じせず自分から働きかけることができる」という要素が入っているかもしれない。それなら後者のほうがアピール度は高い。

強みと考える理由や具体的なエピソードを書き出す

強みがある程度絞り込めたら、「なぜそれを長所と考えるのか」「その長所を象徴するエピソードは何か」を考えてみる。理由やエピソードがしっかりしているものほど説得力をもってアピールできるので、その観点で自己PRの軸になる強みを決める。そのうえで、志望理由と合わせて、その強みの先につながる部分(進学後の勉強や職業など)も考えよう。

構成を考えて完成させる

800字程度にまとめるのだったら、200字×4段落など、大まかな段落分けを想定してから構成を考える。まず、自分の強みは何かを述べて、そう考える理由、具体的なエピソード、強みを今後どう活かしたいかといった流れでまとめるのがオーソドックス。書き終わったら誤字脱字がないかもしっかりチェックしておこう。

高校生活を振り返ってエピソードを考える

自分の強みを象徴するエピソードがなかなか思い浮かばないこともある。そんなときは視点を変えて自分の高校生活を最初から振り返ってみよう。恐らく何の進歩も成長もしていないという人はいないはず。「いつから英語が苦手じゃなくなったんだっけ?」「2年になって友達増えたよなぁ」と振り返っているうちに、自分が成長したきっかけや考え方が変わったできごとなどを思いつくこともある。その結果、「こっちのほうが自分の強みだな」と新たな発見につながることも。じっくり考えて出てきた「自分だけの」エピソードは、読む人にとっても説得力があるものだ。

自己PRのNG集

経歴だけが羅列されている

NG

私はサッカー部のレギュラーとして、2年の春には県大会ベスト16、2年の冬には県大会ベスト8の成績を収めた。また、2年の夏には県選抜のメンバーにも選ばれた。3年生引退後は主将に任命された。

Point

経歴だけがダラダラと書かれているタイプ。その結果を出すためにどんな努力をしたのか、この経歴を通して
何をアピールしたいのかもしっかり書こう。

あまりにもありがちで具体性もない

NG

私の長所は粘り強いことです。何事も一度始めたことは最後までやり遂げます。また、少しくらいつらいことがあっても決してあきらめません。

Point

性格面での長所はありふれたものになってしまいがち。特に「粘り強い」や「好奇心旺盛」、「積極的」などの長所はみんなが書くので、そこを強みとしてアピールするなら必ず具体的なエピソードを添えること。

アピールポイントが散漫で文章に一貫性がない

NG

コミュニケーション能力に優れている点が私の強みです。そのため友人も多く楽しい高校生活を送ることができました。また簿記検定2級をもっています。2年生のときにはテニス部で副主将として頑張りました。

Point

自己PRでは、あれもこれもと盛り込むのは禁物。
アピールしたいポイントを絞って一貫性のある文章にまとめよう。
資格などは別の書類でもアピールできる。

単なる自慢話になってしまっている

NG

私の強みはリーダーシップがあることだ。球技大会などの行事では必ず私が中心になり、ことごとく良い結果につながった。また、学校のメンバーで地域のボランティア活動に参加したときも自然と私がリーダー的な役割になった。

Point

変に遠慮せずに長所を書くのは悪くはないが、これでは単なる自慢話。苦労したり、問題を解決したりしたエピソードも含め、
どうリーダーシップを発揮したのかを書こう。

自己PRの内容を磨く

自分の強みや良いところというのはなかなか自分ではわからないもの。実は先生や保護者、友達などのほうがキミのことをよくわかっていることもある。「このへんかな?」と思って書いた長所が、周囲から見たら「…そうだっけ?」なんてこともあるし、「もっとこんな良いところがあるじゃない」とアドバイスしてもらえることも。そのため、書いたら人に見せて意見をもらいながら、どんどん改善していくことが、良い自己PRにするためには大切なこと。意見をもらって書き直すプロセスを繰り返すうちに、自分で自分を見つめる視点も磨かれていくので、クオリティは確実にアップする。

志望理由書との整合性をチェック

自己PRを書き終わったら改めて志望理由書と付け合わせて確認を。なかには、先生に繰り返し添削してもらった志望理由書は内容も表現もしっかりしているのに、自己PRは内容も緩く、表現も幼くて同じ人が書いたように見えないというケースもある。こうなると、志望理由書も「本当に自分の力で書いたのかな?」と疑問をもたれてしまうのでマイナス。志望理由書と自己PRは内容的な関連性も深い。両方を読んで、「自分の強みは○○だ」→「○○を生かして将来はこんな仕事をしたい」→「そのためにこの学校でこんなことを学びたい」といったストーリーが浮かび上がってくるとGOOD。

面接対策もしておこう

自己PRは面接の材料にもなる。そのため、面接対策としてしっかり読み込んでおくことが大切。また、「ここに書いてある以外であなたの粘り強さを象徴するエピソードはありますか?」といった質問もあるかもしれない。書いた文章を覚えるだけでなく、それをもとに自分を振り返ったり、考えを広げたりしておくことも重要な事前対策。先生や保護者、先輩、友達に協力してもらって模擬面接をするとき、自己PRを見て気になったポイントをどんどん質問してもらうといいだろう。また、自分の強みを自信をもって話せているかどうかもポイント。模擬面接を録画してチェックしておこう。

お話を伺った方

株式会社 カンザキメソッド 神崎史彦氏
株式会社カンザキメソッド 神崎史彦氏
AO・推薦入試対策ゼミ「カンザキメソッド」代表。
志望理由書や小論文、面接対策のプロとして、講義や講演で全国を飛び回る。
基礎知識 大学・専門学校入試に必須の自己PRとは?