大学・専門学校入試に必須の自己PRとは?

大学や専門学校をAO・推薦入試で受験するなら自己PRは重要な書類の一つ。
何を書けばいいの?どう書いたらいいの?と悩んでるキミに基礎の基礎からアドバイス!

自己PRって何だろう?

自己PRの概要

自分の強みや意欲などを具体的なエピソードを交えてアピールする書類。「強み」とは、部活動や取得資格などの実績、性格・人間性の面での長所、得意なことなど。ボランティア活動など継続的に取り組んでいる課外活動、努力して短所や苦手なことを克服した経験もアピール材料になる。自由に自己PRしてOKの場合もあれば、「将来の夢を書きなさい」などのようにテーマが指定されている場合もある。また、単に強みを伝えるだけでなく、学校が求める人物像に合致していることを伝える目的ももっている。分量は150~200字程度でOKの場合もあれば、記入欄がA4のシート1枚に及ぶ場合も。

自己PRの重要度

AO入試や自己推薦入試は受験生の人物面を重視する入試方法なので、自己PRの重要度は高い。書類選考でも重視されるほか、面接でも自己PRをもとに質問がされるので、選考全般にわたって影響すると考えていいだろう。その他の推薦入試でも、面接の材料になるのは同様。また、自己PRをそれほど重視していない学校でも、あまりに内容が薄いとやる気がない印象を与えてしまう危険があるので油断はしないように。

どんな時に必要?

AO入試では、エントリーシートに自己PR関連の記入欄があることが多いので、エントリー時に提出。そのほかの推薦入試では出願書類の一つとして提出を求められることが多い。提出後は書類選考の材料になるほか、書類選考通過後の面接でも自己PR書類をもとに質問されるのが一般的。書いたら終わりではなく、内容については面接までしっかりと頭に入れておこう。また、学校によっては小論文試験が、「あなたの夢について800字以内で書きなさい」など自己PRに相当する内容の場合もある。志望校の小論文試験の傾向はしっかりチェックしておこう。

どんな項目がある?

自己アピールできることを書いてください

特にテーマは設けず自由に自己アピールできることを書かせるタイプ。部活動やコンテスト等の実績、取得資格、ボランティア活動など客観的に評価されやすい実績があれば、それを優先して書こう。「我慢強さ」「社交性」など性格や人間性についてアピールする受験生は非常に多いので、具体的なエピソードを交えてできるだけオリジナルなアピールになるよう工夫を。

あなたの将来の夢や目標について書いてください

エントリーシートではよく尋ねられる項目。例えば、教育系、看護系、保育系、福祉系など職業と密接に結びついた学部・学科・コースを志望している場合や専門学校志望の場合は、該当する分野の職種を目指していることをその理由と合わせて書こう。進路が多様な学部・学科志望で目指す仕事まで決まっていない場合は、「社会にどのように貢献したいか」という切り口で考えてみよう。

あなたの長所(と短所)は何ですか?

長所だけを尋ねるパターンもあれば、長所と短所を両方尋ねるパターンもある。「元気がいい」「思いやりがある」などはNGではないが平凡。「ものごとを論理的に考えることができる」「人の相談によく乗り、相手の気持ちに添ったアドバイスができる」など自分ならではの長所を改めてじっくり考えてみよう。短所は、改善に向けて努力していることを合わせて書けばむしろアピール材料にできる。

あなたの好きな科目は何ですか?

好きな科目に関する質問は、勉強への意欲をアピールするチャンス。「好きな科目は英語です。高校では外国人の先生と授業時間以外も積極的にコミュニケーションし、会話力を磨くよう努力しました」など、プラスアルファの努力や取り組みまでアピールができるとGOOD。好きな理由も書こう。なお、嘘を書く必要はないが、志望する学部・学科・コースと関連する科目を選ぶのが一般的だ。

高校生活で努力したことを記入してください

この質問に対しては、部活動や勉強を挙げるのが王道。ボランティア活動などもありだが、1、2回参加しただけという場合、面接で突っ込まれてしどろもどろになる可能性も。本当に努力したことを書こう。趣味でも、志望分野の学びに関連すること(例えば、コンピュータプログラミング、読書など)ならOK。継続して努力したことがなければ、努力して苦手科目や苦手なことを克服した経験などを書く手も。

評価ポイントは?

学校が求める人物像に合致しているか

学校や学部がアドミッション・ポリシーで掲げている「求める人物像」に合致しているかどうかは重要な評価ポイントになる。例えば、「将来は工学系の分野で技術者・研究者として活躍したいと考えている人」が求められているのに、それとはまったく異なる将来像が書かれていたりするとマイナス。求める人物像については、あらかじめしっかりと読み、それに答える内容を確実に盛り込むようにしたい。

「強み」の内容

「強み」をアピールする書類なので、その内容ももちろん評価の対象。自己推薦入試では、勉強以外で突出した実績がある人を求めている学校も多いので、部活動や各種コンテスト、資格取得などの実績がしっかりチェックされる。そのためにどのように努力したかなどももちろん評価ポイント。そのほか、入試方法を問わず、性格や人間性は当然チェックされるポイント。面接でのコミュニケーションを通してその内容を確認されていることもある。

意欲があるか

高校生がアピールできる要素はある程度限られるので、自己PRはどの受験生も似たり寄ったりの内容になってしまいがち。しかし、あまりにありふれた内容で、分量も少なかったりすると、「本当にこの学校に入りたいのかな?」と意欲を疑われることになりかねない。ズバ抜けた実績がなくても意欲だけはしっかりアピールすることを心がけよう。学校が求める人物像をしっかり読み込んで、自分の言葉でアピールすれば必ず伝わるものはある。

将来像が描けているか

高校生にとっては、将来像がしっかり描けていることも立派なアピール材料の一つ。特にAO入試は過去の実績以上に未来の可能性を評価する傾向が強いので、その点はしっかりとチェックされる。学部・学科・コースで学びたいこととの関連性も見られている。卒業後の進路が多様な学校であれば、特定の職業まで決まっていなくても問題ない。自分のことだけでなく、「どのように社会に貢献していきたいか」などがしっかりと書かれていれば評価される。

一貫性や志望理由書等との整合性

自己PRの内容が、志望校で学びたいことや将来の目標としっかりつながっているか、志望理由書など、提出書類の内容に一貫性があるかどうかは必ず問われるところ。自己PRだけ盛りすぎた場合、面接で突っ込まれることにもなりかねない。また、自己PRの文章自体も、あれもこれも書いてあると散漫な印象になり、何がアピールしたいのかがよく伝わらない。テーマが明確に設けられていて、一貫した文章にまとめられているかどうかも評価ポイントになる。

お話を伺った方

株式会社 カンザキメソッド 神崎史彦氏
株式会社カンザキメソッド 神崎史彦氏
AO・推薦入試対策ゼミ「カンザキメソッド」代表。
志望理由書や小論文、面接対策のプロとして、講義や講演で全国を飛び回る。
今すぐできる!自己PRの書き方&磨き方