推薦・AO入試の関門を突破せよ「志望理由書」&「面接」6つの点検ポイント-1 出典:スタディサプリ進路 2015志望校決定号 取材・文/浦野 喬

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推薦・AO入試をはじめとした入試で課せられる志望理由書と面接。合格に近づくためには2つの内容をしっかり関連付け、志望理由を伝えることが重要になる。ここでは本番で成功するための志望理由書と面接のポイントを押さえよう。

これまでの自分を振り返り、志望動機を深堀りしなければ、志望理由書も面接もうまくいかない

 試験官が志望理由書や面接を通じて知りたがっているのは「なぜ、この分野に興味があるのか」「数ある学校の中から、なぜ本校を選んだのか」ということ。これらの「なぜ」を掘り起こすには、時間をかけて自分史を見直す必要がある。志望理由書&面接対策は、これまでの自分を振り返り、今後の人生計画を立て、試験官に表明する作業でもあるのだ。

志望理由書がNGだと…
私は①小学生のころから貴校に入学したいと思い続け、高校時代には3年連続でオープンキャンパスにも参加した。私が貴校に惹かれるのは、演出家や役者など多くの“演劇のプロ”を輩出しているからだ。私は演劇やミュージカルに興味があり、中学・高校では演劇部に所属。②部長を務めた高校2年生の時には創部以来初の全国大会出場を果たした。貴校入学後は③演劇に関する研究テーマを設けて真剣に取り組み、卒業後は関連企業に就職したいと思っている。

志望理由書にありがちな「ストーカー型」「オーバーな自己PR」「一貫性がない」

 志望理由書では学校選びの根拠を書く必要があるが、のように一方的に思いを書いたストーカー型では、学校が好きなことは伝わっても、学校を選んだ根拠まではわからない。はいいネタだが、この書き方では単なる自己PRになっている。部長時代にどんな困難に直面し、どう乗り越えたのかが書かれていない。
 また、この志望理由書で致命的なのが、過去・現在・未来の一貫性を欠いていること。志願者が演劇に関心をもっていることはわかるが、未来のことはで軽く触れているのみ。「演劇漬けの過去・現在の先にどんな未来を設計しているのか」が見えてこない。

面接もNGに
面接もNGに

志望動機が浅いと、予期せぬ質問に答えられない

志望理由書に書いていないことを聞かれたとき、どう答えられるかが面接のカギ。志望動機が浅いと④⑤のように、「何となく」「親のすすめで」などと場当たり的に答えてしまいがちだ。
 も「入学後の目標は特にありません」と言っているようなもの。もしも志望理由書を書く段階で「私は演劇の何に惹かれるのか」「進学後、演劇とどのようにかかわっていきたいのか」を真剣に考えていれば、受け答え方もまったく違っていただろう。
適切な回答ができないでいると、面接官の質問も徐々に深くなる。これによって、さらに答えに詰まるという悪循環に陥ってしまうこともある。

5分でわかる基礎知識 志望理由書とは?
10分でわかる!!第一志望校に入りたい人必見!! 志望理由書の書き方講座 出典:スタディサプリ進路進学ジャーナル2014進学事典学校選び応援号 取材・文/志村 江 イラスト/さのまきこ