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2016/04/28

高校で習ったのは一説に過ぎない!?
謎だらけの古事記、その魅力に迫る

皆さんは、古事記をご存知ですか? 学校では、「日本に現存する最古の歴史書」と習ったと思いますが、実は歴史的事実とは異なる記述も多いのです。今回は、謎がいっぱいの古事記の世界を探究しましょう。

1

全て事実と思ったら大間違い
古事記のイメージが変わるかも

古事記は、712年に太安万侶(おおのやすまろ)が編纂した日本最古の歴史書と言われています。しかし、神々が活躍する神代の部分はもちろん事実ではないし、実在したとされる雄略天皇が124歳まで長生きした、なんて書かれているなど、ツッコミどころが満載なのです。

2

事実でない記述に
隠されたワケとは?
成立当時の歴史的背景に迫る

そこで、何のためにそう書いたのか?を考えると、物語に隠された別の意味が見えてきます。雄略天皇が124歳まで生きたという記述の解釈はさまざまですが、皇位継承が古事記の大きなテーマであることからすれば、雄略天皇の血筋が女系で受けつがれていくことと関係がありそうです。

3

読む人の数だけ解釈がある
あなたなりの推論を構築しよう

こんな風に、自分なりの推論を構築していけるのが古典の醍醐味です。古典は、内容の解釈も、そもそも何のために書かれたのかもはっきりしていないことが多く、あなたが高校までに習ったことは、1つの説に過ぎないかもしれないのです。

4

「当たり前」を崩す知の力で
新たな歴史の扉を開こう!

そんな謎だらけの古典を読み解くのに必要なのは、昨日までの「当たり前」を崩す知の力。
「教科書にこう書いてあったから」ではなく、「教科書にはこう書いてあったけど」という視点で探究していくと、思いもよらないひらめきや仮説が浮かび上がり、そこから新たな歴史の扉が開かれるのです。

中野 謙一先生

専門は日本文学。
1998年、東京大学文学部歴史文化学科日本史学専修課程卒業。2005年、学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。学習院大学を経て2007年、本学に着任。文学部教員。

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