2016/07/14
海外はもちろん、日本国内でも、外国の人と出会う場面が増えてきました。そんな時、気軽に英語で会話ができたら楽しいですよね。今回は、ネイティブ・スピーカーに通じる発音方法に迫ってみましょう。
英語は好きだけど、英語の発音は苦手という人、多いですよね。中学校と高校で合計6年間も学ぶのに、なぜ私達日本人は英語をうまく発音できないのでしょう? その裏には、 日本人英語学習者に広く共通する「間違い」や「思い込み」が隠れているのです。
では実際にやってみましょう。/f/と/v/を発音してみてください。恐らく学校では「上の前歯で下唇を噛む」と習ったのではないでしょうか? 実はそれが間違い。/f/と/v/は摩擦音なので、継続的に音が出なくてはいけません。でも、上の前歯で下唇を噛むと、息が途切れてしまい摩擦音になりません。
では、どうすればいいのでしょうか? 正解は、「下唇を上に持ち上げ、唇の裏面で前歯をカバーするように押し当てて発音する」です。少しの違いですが効果は歴然ですから、ぜひ一度試してみてください。さらにリズムとイントネーションの理論を学んで訓練すれば、発音力を格段にレベルアップさせることができますよ!
こんな風に、ネイティブ・スピーカーに通じる本物の発音力を養うには、微妙な発音の違いを理論的に身につけることがポイント。大学の英語発音トレーニングの授業では、歯型模型を使い、口の開き方や舌の動きを視覚的・体験的に学んでいます。外国の人と自由に会話を楽しみ、いろいろな価値観に触れたい。そんな人は、ぜひ発音の重要性にも目を向けてみましょう。