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2016/07/14

トップアスリートは皆知っている
バイオメカニクスって何?

学校や地域のクラブでスポーツをしている人も多いはず。でも、一生懸命練習してもなかなか成果が上がらないこと、ありますよね。そんなあなたのために、今回はトップアスリートが練習に取り入れている、スポーツ科学をご紹介しましょう。

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身体の構造や運動を科学的に
研究するスポーツバイオメカニクス

バイオメカニクスとは、生体力学のこと。つまりスポーツバイオメカニクスは、筋肉や関節など身体の構造を理解して、動きを科学的に分析する学問です。そのためにはまず、動きを正確かつ詳細に記録することが大切。プロの現場では、1秒に何千枚もの画像が撮れる高速度ビデオカメラや、3次元の動きが記録できるモーションキャプチャーなどが使われています。

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たとえ同じ競技でも
課題や練習メニューは人それぞれ

記録することで何がわかるのでしょうか。たとえばフィギュアスケートで4回転ジャンプをめざすAさんとBさんがいたとしましょう。2人は毎日練習に励んでいるのになかなか成功できません。そこでジャンプの様子を撮影してみると、Aさんは回転速度は十分だけど高さが足りず、逆にBさんは高さはあるけど回転速度が遅いことが分かったのです!

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選手の育成・指導はもちろん、
スポーツや介護用品の開発にも活用

記録することで失敗の原因が分かれば、Aさんは高く跳べるように、Bさんは速く回転できるように、それぞれ必要な筋肉を鍛え、練習メニューを立てればジャンプ成功に近づけますよね。さらに動きのクセを知ることでケガの予防にも役立ちます。こんな風に、選手一人ひとりの動きを科学的に分析し、効率的にパフォーマンスの向上をめざすのがスポーツバイオメカニクス。選手の育成はもちろん、スポーツ用品や介護用品の開発などにもその理論が活用されています。

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身体と頭を使うバイオメカニクスを
自分の練習にも取り入れよう

いかがでしたか?効率的に成果を上げるには、がむしゃらに練習するよりも、バイオメカニクスの知識を取り入れたほうが良さそうですね。高校生の皆さんなら、仲間にお願いして、スマートフォンで自分の動きを撮影してもらうのも良いかも知れません。失敗の原因や動きのクセを客観的に知り、練習メニューを見直して、パフォーマンスの向上をめざしましょう!

池上 康男先生

専門はスポーツ生体学。
1974年、名古屋大学理学部物理学科卒業。名古屋大学総合保健体育科学センター文部技官、講師、教授、センター長を経て、2013年、本学へ着任。健康医療科学部教員。

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