宇野 文子

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)
農林水産・食品部
文学部英米文学科/2006年3月卒
*出身学部学科は卒業当時のものです

留学先のアメリカで気づいた日本の食が世界に広がる可能性。

大学2年のとき、アメリカのオハイオ州の大学に留学しました。そのとき気がついたのが、中華料理や韓国料理に比べて、日本食が浸透していないこと。小学生のとき暮らしたカリフォルニア州には、日本食の店が身近にありました。同じ国でも地域が違えば、普及具合に差があることを実感。世界に目を向ければ、日本食の “伸びしろ”は大きいと感じたことが、「日本の食を世界に広める仕事をしたい」という思いにつながっています。留学先の大学では、学生が発言する授業が多く、自分の考えを伝えるトレーニングを積むことができました。ワシントンD.C.の報道機関でインターンシップを行い、情報を発信する面白さを知ったことも、留学の成果です。

現地の食文化に合わせて売り込み方を考え、日本の食をPR

現在は、ジェトロで日本の農林水産物や食品の輸出を拡大するための支援を行っています。世界各地の食品見本市等にジャパンパビリオンを設置・運営し、日本産農林水産物・食品を売り込む企業をサポート。 消費者にPRするため、現地レストランのシェフに依頼して、料理の実演をしてもらうこともあります。海外の多くの人にとって、日本食は未知の食べもの。現地の食文化にマッチしたレシピや、食べ合わせを提案することが必要です。そのためには、まず海外のマーケット情報や消費者の嗜好を把握すること。現地の日本食事情を調べると、中東で枝豆ブームがあったり、ロシアでは太巻き寿司が天ぷらとして提供されていたり、新たな発見に出会えます。

立教でコミュニティが広がり対人スキルを磨くことができた。

英米文学科の英語クラスの仲間は、海外生活経験者や、趣味・特技を持っている人が多く、視野が大きく広がりました。自分が目標を持って学生生活を送ることができたのは、友人の頑張っている姿に刺激を受けたから。卒業して10年以上経ちますが、今でも良い影響を与えてくれます。大学に入ると、コミュニティを広げることができます。私は、さまざまな人との交流を通して、相手が何を言いたいのかをきちんと受け止め、自分の思いをわかりやすく伝えるスキルを身につけることができました。社会人になると、取引先やお客様など、初対面の方と接する機会が増えます。そんなとき、立教で磨かれた対人スキルが、役立っていると感じます。