金 瑞香

ウェルスナビ株式会社
事業支援 プロジェクトマネージャー
異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科/2012年3月卒

金 瑞香

留学をはじめ、多様性の海に身を投じた大学時代

多様性。大学時代を一言で表すならこの言葉に尽きます。国籍も年齢も育ってきた環境も異なる仲間に出会えた異文化コミュニケーション学部。大学の留学プログラムで行ったカナダと上海。インターンシップを体験した北京。そこには多様なバックグラウンドをもつ人たちがいて、「自分とは何か」を考えるきっかけをくれました。私は生まれも育ちも日本ですが、名前から留学生だと思われたり、留学先では日本語が話せることを不思議がられたりして、自身のアイデンティティについて悩んだ時期があります。今思えば、国籍や既成概念にとらわれず、一人ひとりが違うことを前提に人と向き合う自分になるための素晴らしい経験でした。これは私の財産です。

金 瑞香

周囲を幸せにしたいという思いから 30歳を前にフィンテック企業へ そんな思いが仕事の原動力

どうすればまわりの人を幸せにできるんだろう。30歳を前にそんな思いが芽生えたことをきっかけに、全自動で資産運用を行うウェルスナビに転職しました。「働く世代に豊かさを」というミッションに共感し、また、金融×ITで新サービスを生み出すという仕事に、前職でゲームの開発運営に携わった経験が活かせると思ったからです。ウェルスナビは「ものづくりする金融機関」なので、社内にエンジニアやデザイナーが大勢います。同じ会社でも職種によって働き方も考え方も違うため、それを取りまとめるのもプロジェクトマネージャーである私の仕事。妥協案ではなく、お客様にとって最善の解を常に追求し、サービスの改善やアプリ開発に臨んでいます。

金 瑞香

水道と同じように、誰もが 便利で快適に使えるサービスを

2年前に子どもが生まれてからは、母親、子育てという新しい役割ができました。今は仕事と育児の折り合いをつけながら、職場で確実に成果を出すことが日々の目標です。仕事に120%の力を注いでいた20代の頃を思うと、変化したなあと感じますね。でも、「Webサービスで新しいことをしたい」という思いは大学時代から変わりません。私がWebの仕事を志した理由の一つにSNSの存在があるのですが、留学中、当時広がり始めていたSNSを使って学部の友人たちとつながる時間が大きな心の支えになったんです。そうした安心感を資産作りの面で提供したい。水道などのインフラと同じように、誰もが便利で快適に使えるサービスを生み出すことが大きな目標です。