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先輩の仕事

養護教諭 人に喜んでもらうのが好き

学校の危機管理、予防医学の情報発信の場として教育に関わっていきたい。

この仕事の魅力・やりがい

保健室に来る生徒って、ケガや病気の手当てが目的ではない場合が多いんです。勉強や友だちのことで悩んだり落ち込んだり、逆に元気だけどおしゃべりを楽しみに来る生徒など様々。大切なのは、そんな保健室での彼らの様子が本人の見逃せないサインだったりすること。一人ひとりの様子をしっかり心にとどめて、教員間で情報交換したり指導にあたるようにしています。また月に3回ほど「ほけんだより」を発行して、病気の予防やケガの注意、楽しく健康づくりができるよう情報発信していくのも私の役割。今は1年生の副担任もしているので、積極的に学校教育に関わるチャンスだと思っています。何より教室で見る生徒たちの顔が新鮮なんですよね。

今の仕事との出会い・きっかけ

養護教諭としての出発は式根島という小さな島からなんです。学校が好きだったことと、看護師の母をずっと見てきたせいか、中学の頃から保健室の先生になりたいと思っていて、スポーツ医科学科を選んだのもそんな理由から。だから式根島での採用にチャレンジしてみないかと言われた時はうれしかった。たしかに小さな島での暮らしには不安もあったけど、ゼロからのスタートなんだって思うと夢も膨らんで、思い切って飛び込んでみようと決心したんです。いざ着任してみると生徒数10人前後という小さな学校だったのでびっくり。でも、学校行事の企画やクラブ顧問など生徒と接する場をたくさん与えていただいて、それが私にはいい勉強になりました。

後輩への応援&アドバイス

実は私も養護教諭の夢を諦めかけた時があったんです。なかなか採用先が決まらず、もうダメかなと。でもそんな私を勇気づけてくれて、式根島というチャンスを与えてくれたのは大学の先生や職員の方でした。赴任した先では、学校関係だけでなく地元の様々な人からかわいがっていただきました。そこでつくづく学んだんです、夢は一人で目指せるものじゃないんだということを。いろんな人の支えがあって、導いていただいてチャンスをつかめるものなんだということを。だから学生の皆さんには、いつも感謝の気持ちで人に接してほしいなと思います。出会いこそ夢へのチャンス。諦めずにいれば必ず道は拓けますよ。

 

式根島の経験から、教育者のあり方を学びました。

桑原 朝子さんのプロフィール

平成16年3月、体育学部スポーツ医科学科 第一期卒業生。卒業後、中学の養護教諭として式根島へ赴任。看護師の母の影響を受けて医療と学校に関わりたいという夢を小さな離島で実らせる。授業への参加や部活の顧問など幅広く教育現場に関わり、養護教諭としてだけではなく教育者としてのスキルを磨く。その後、台東区の中学校へ転任。現在は1年生の副担任を務めるとともに、「ほけんだより」を発行するなど学校の危機管理、予防医学の情報発信者としての役割を担う。初心を忘れず「生徒が主役」をモットーに、最先端のスキルやカウンセリング能力を高めるなど、オールラウンドな養護教諭をめざしている。

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国士舘大学
体育学部スポーツ医科学科

体育学部スポーツ医科学科は、4年制大学としては日本で初めての救急救命士の国家試験受験資格を取得できる学科です。救急救命士とは、病院に搬送するまでに救急患者に対して医療行為を行うのが仕事です。資格取得を目指して、医学理論や救急医学を学ぶほか、人の生命を預かる重要な仕事のため、大学内の最新機器を使っての実習を重視するとともに、医科大医学や東京消防庁の協力で救急車同乗実習や病院実習を実際に体験。1分1秒を争う救急現場で迅速かつ適切な対応・措置ができるよう、より実践的に学びます。また、養護教諭の資格取得もできます。