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先輩の仕事

土木・建築工学技術者・研究者 実験したり調べたりするのが好き

風工学はみなさんの街の設計にも重要。役に立てて充実感がありますね!

この仕事の魅力・やりがい

高層ビルの設計には風の影響を考えることが不可欠。上空ほど風が強いので、建物の高い所では構造の強度を上げる必要があります。また、高層ビルの間を吹く強い風「ビル風」も、樹木やフェンスなどで上手に緩和しないと、みなさんにとって不快な風となります。そのため、当社では「風洞実験」によって地上付近の風速や建物にかかる風荷重を測定しています。建物の縮尺模型に風を当て、建物全体にかかる風力やある場所に加わる風圧力を調べていくんです。実験データを設計士に提供し、それを基に建物の設計が修正されるので、責任は重大。大学で学んだことが仕事に直結していますし、社会や都市設計にも貢献できるので、とても充実感がありますね!

私の学生時代!

高校の頃は建築デザインの分野へ進むつもりでした。でも、大学に入学してみたら、デザインでは私よりも実力のある人が多かったんですよ(笑)。その後、学ぶうちに建築の世界への興味が広がり、建築構造の分野へ進路変更。学部の4年生から大学院にかけて、風工学を学びました。東京工芸大学の風工学研究の成果は世界的にも有名で、今の会社で行っている実験は入社時には殆ど経験したことがありました。また、大学院では国際シンポジウムのお手伝いをさせて頂き、世界中の研究者の方々と接する機会があり、そういった経験は社会に出てから他の企業の方から羨ましがられることが多いんですよ。学習環境は本当に恵まれていたと思います。

これからかなえたい夢・目標

風の流れは目には見えません。近年複雑なデザインの建築が増えているので、そういった建物周りの風の流れも複雑なんです。そんな時は、煙を縮尺模型に流すことで可視化実験を行います。実験の結果、計測前には予測していなかった風の流れを発見することもあり、驚くこともしばしば。施設では、サンプルデータから地球上の色んな場所の風が再現でき、様々な都市の設計計画にデータを提供しています。建築設計の中で、とても重要な一角を占めているんですよ。複雑な建物でも風の流れを予測できるように、私も努力が必要。研究したことを突っ込んで勉強し、そしてさらに研究に活かす、というよいサイクルを繰り返してもっと成長していきたいです。

 

データ計測の準備。各地形にあった風を再現出来ます

縮尺模型に風をあてて、その流れや強さを計測

 

その下では、こんな風に計測装置を付けています

益山 由佳さんのプロフィール

株式会社風工学研究所 風のアトリエ勤務。2007年3月東京工芸大学 大学院工学研究科 建築学専攻修士課程を卒業。父親の仕事が建築関係だったことから、幼少期から同じ道を志す。実は姉も同大学建築学科を卒業し、今は建築建具の設計を行っているという。大学入学時は建築デナイナーを目指していたが、学ぶうちに「建築=デザイン」というイメージが限られた狭いものであることに気がつき、建築の土台を担う構造分野に進路変更。4年時には風工学を専攻した。大学院卒業後は大学と共同研究なども行っている現在の会社に入社。「風の解析は、高層建物の設計において地震よりも優先視されるくらい重要。責任のある仕事にやりがいを感じます。」

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この仕事に就くためには・・・・学べるのはココ!

東京工芸大学
工学部建築学科

本学科は、建築全般をバランスよく学べる従来からの教育体系に加え、1年次にも多くの専門科目を配置。同時に、建築デザインコース、構造デザインコース、環境デザインコースからなるコース制の導入により、社会に出て即戦力となりうる人材の養成を図ります。また、文部科学省指定の学術フロンティア推進拠点「風工学研究センター」には、最先端の風洞実験装置が備えられており、巨大建築物の設計において、デザインと確かな風対策を両立させるための研究が行われています。21世紀COEプログラムに採択された「都市・建築物へのウインドイフェクト」では、「風工学研究」のアジアの拠点として着実に成果を挙げ、国際的な人材交流を促進しています。