進路指導・キャリア教育を推進する  
 
 キャリアガイダンス.net  
 PRODUCED BY RECRUIT  
 
 
HOME
 

 
 
 
 
 
 
キャリア教育事例TOP総合的な学習の時間の事例記事  

長崎県立上五島高校

2001年2月号(第1号)
104ページ

●離島発総合学習ノウハウのスタンダードを目指す社会に旅立つ生徒に全学年で「進取の時間」

  • 「生きる力」育成は高校の責任
  • 問題解決能力を中心に
  • 学校全体で総合学習を

●1学年「進取の時間」

●2学年「進取の時間」

●今後の構想


●離島発総合学習ノウハウのスタンダードを目指す社会に旅立つ生徒に全学年で「進取の時間」

「生きる力」育成は高校の責任

長崎県五島列島の北部に位置する中通島を中心とした「上五島」地域は、新魚目町、上五島町、有川町、若松町、奈良尾町の5町からなり、人口約27000人。その4分の1が江戸時代から明治初期の宗教弾圧に耐えたキリスト教信者の子孫で、地域には29もの教会がある。
豊かな自然に恵まれている一方、高校生のほとんどが卒業後、島から出ていくという離島共通の課題を抱えている。
その中で「総合的な学習の時間を社会的に定着させるための、普遍性をもった取組み」(石井勝典校長)を進めているのが長崎県立上五島高校だ。
生徒は純朴であいさつもよくし、古き時代の教育の伝統が息づいている。その同校の卒業生もほとんどが島を出ていく。進学、就職を問わず家庭を離れ、たった一人で社会に直面しなければならない生徒たちに、「生きる力」を身につけさせること、その方法を開発することが「本校の役割であり責任です」と校長の石井先生は強調する。

問題解決能力を中心に

同校は文部科学省の研究開発学校の指定を受け、平成11年度から総合学習「進取の時間」(各学年1単位)を学年進行で実施している。「生きる力」の中心を「問題解決能力の育成」と捉え、「情報収集能力」「表現力」「社会性」の3つの育成を柱にしている。
学習テーマは、1年生が「見つめよう高校生活」、2年生が「ふるさとを見つめ、これからの社会的課題について考えよう」、3年生が「地域の活性化を考えるとともに自分の将来の生き方についても考えを深める」となっている。
身近な学校生活との関わりの中で情報収集能力を身につけ、地域をテーマにした研究活動で問題解決能力と社会性を育成し、最後に地域や自分自身を見つめながらプレゼンテーション力やディベート力など表現力を身につけるという流れだ。

■長崎県立上五島高校の「進取の時間」

学校全体で総合学習を

 なかでも注目されるのが、研究開発学校として同校が掲げている「総合的な学習の時間を全生徒・全教職員のものにするために」という研究テーマ。これについて研修主任の嶺英俊先生は、「高校では総合的な学習の時間に対する意識が低い。まず学校全体で取り組むことができるノウハウを確立していくことが重要」と話す。

■上五島高校の研究推進体制



  ↑このページのTOPに戻る 次ページへ→

総合的な学習の時間の事例記事一覧に戻る
 
 
 
RECRUIT