教授から一言
「このケースのポイントは遺言状の正当性。父親が書いたことが証明されれば次男の主張が通る。ただ、どちらの言い分が正しいかを証明することより、法律の力を借りて双方が折り合いをつけることが大切だ。従って、裁判官はこれまでの判例をもとに和解案を提示、受け入れられたというわけだ」
●学び方を見てみよう:民法ゼミで行われた公開模擬裁判の様子を見てみよう

遺産相続に関する民事法廷のシミュレーション(模擬法廷)


1 登場人物
原告(次男)法廷には次男の弁護士が代理人として立つ
被告(長男・三男)兄弟の弁護士が代理人として立つ
裁判官


2 開廷
裁判官「遺産相続における審議を始めます。
まず原告側から訴訟内容を申し立てなさい」


3 訴え
次男の代理人「私には親が遺した土地をもらう権利があります。なぜならここに父の遺言状があるからです」


4 反駁
兄弟の代理人「父は遺言状を書いていないはず。遺言状は偽造されたものに違いない。よって訴えの棄却を求めます」


5 判決
裁判官「和解案を勧告します」
原告・被告「従います」