キャリアガイダンスVol.405
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本学は2000年に誕生した比較的新しい大学です。人間環境という大学名には、「人間」とそれを取り巻く「環境」をさまざまな側面から学ぶという創設者の強いこだわりがあります。事実、環境保全、資源循環や農業、経済、歴史文化、心理など幅広い教育研究活動を進めてきました。03年には大学院(人間環境学研究科)を開設。9年間の修了生68人中64人が臨床心理士資格試験に合格するなど高い実績を残しています。 12年にはさまざまな専攻を環境、経営、心理、日本研究という4つのコースに再編。これにより学生は進むべき方向や出口を明確にしやすくなりました。コース制の導入に際してはカ生き生きしだした」という言葉を耳にするのも、そうした環境と無縁ではありません。そう、人は変わります。私は高校の校長を兼務していた時期がありますが、その経験も踏まえて言えるのは、「明るく」「前向き」、この2つがあれば、どんな環境でもうまくやっていけるということ。偏差値という尺度でははかれない、けれど見過ごすことができない大切な資質です。 15年度には、看護学部を新設する予定です。超高齢化社会を迎えるなか、地域のニーズに応えるためにも、また、「人間」を扱ってきた大学としても重要な使命だと考えています。同学部は、愛知県大府市の新キャンパスに設置する予定です。大府市はWHOが提唱する健康都市であり、看護系大学に対する強い要望もあって実現しました。名古屋駅から快速で15分弱、駅からも数分という好立地で、近県からのアクセスも良好です。人文系のイメージが強かった本学ですが、保健医療系と合わせて文理両面が際立つことでしょう。また、大学院看護学研究科(博士前期・後期課程)を開設し、管理者・研究者・教育者を含めた人材を総合的に育成する「総合看護教育機関」を目指しています。【学長プロフィール】やぎ・としあき●1944年生まれ。日本医科大学卒業、医師国家試験合格。同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。2000年同大学院医学研究科長(~07年)、10年同大学名誉教授。11年4月より現職。日本耳鼻咽喉科学会理事長、国際耳鼻咽喉科連合理事、日本学術会議連携会委員、日本専門医機構理事、日本医学会幹事などを歴任。【大学プロフィール】2000年に開学。人間環境学部人間環境学科に環境コース、経営コース、心理コース、日本研究コースを設置。15年度看護学部を新設予定。2015年度、大府新キャンパスに 看護学部を新設予定。文理両面から「人」と「環境」について学ぶリキュラムを大幅に刷新しました。授業内容や目標をひとコマ単位で明示した「コマシラバス」を作成。予習・復習の一助や、学びのストーリーを共有できるようになっているうえ、毎回の授業の道筋をわかりやすく提示しています。いっぽうで、大学での学びにおいては、自ら課題を考え、解決する能力が必要です。そのためPBLなどの問題解決型学習の導入も検討しています。 こうした授業形態は、コンパクトな大学において大きな利点となるでしょう。本学の特徴として教員と学生の距離の近さがあげられます。一対一のつき合いの機会が非常に多いのです。保護者からしばしば「入学後、本当に̶変革に挑む̶まとめ/堀水潤一 撮影/近藤真悟人間環境大学学長八木聰明552014 DEC. Vol.405

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