キャリアガイダンスVol.406
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 進路指導主事を中心とする回答者はキャリア教育に対してどのように考えているのか。自分の考えに近いものをすべて選んでもらったところ(図表1)、「生徒にとって有意義だと思う」68%が突出して1位、10年前からは約15ポイントアップしている。3位の「望ましい進路指導が実現できそうな期待がもてる」40%とともに肯定的な意見が増した。 一方、2位の「提唱されている内容どおりに現場が取り組むとしたら、教員の負担は相当大きくなりそうだ」42%は前回より微減。「学校現場で浸透するかどうかは未知数」35%、「進路指導や職業教育と『キャリア教育』の違いがわからず、主旨が見えない」23%はともに前回から横ばいだが経年では全体に否定的・懐疑的な態度は減少傾向。キャリア教育の効果が実感されてきた10年図表 1 キャリア教育についてどう考えているか(全体/複数回答)効果を期待するポジティブな意見が増加生徒にとって有意義だと思う提唱されている内容どおりに現場が取り組むとしたら、教員の負担は相当大きくなりそうだ望ましい進路指導が実現できそうな期待がもてる学校現場で浸透するかどうかは未知数進路指導や職業教育と「キャリア教育」の違いがわからず、主旨が見えない「キャリア教育」において教員が果たすべき役割が見えない今は注目されているが、「キャリア教育」という言葉も内容もいずれ忘れ去られると思う「キャリア教育」の意味がわからない2014年全体 (n=1140)67.542.140.434.923.18.77.95.72012年全体 (n=1179)58.943.536.834.424.7 7.5 8.5 4.22010年全体 (n=1208)52.642.933.939.529.510.610.1 6.82008年全体 (n=910)56.939.235.539.526.8 9.911.4 6.32006年全体 (n=813)52.833.631.741.321.5 8.910.2 5.22004年全体 (n=1122)52.637.232.737.422.913.3 6.2 4.680604020(%) 0■ 2004年全体 ■ 2006年全体 ■ 2008年全体■ 2010年全体 ■ 2012年全体 ■ 2014年全体Ⅰキャリア教育の変化○成果が漠然としている。キャリア教育の推進→学習意欲の向上→…その先にあるものは結局大学への進学数。ここにキャリア教育の意味を見出しがち。(北海道/道立/普通科)キャリア教育非実施校 ○教科指導とうまく結び付けられないと、浸透するか難しいかも(沖縄県/県立/普通科)■進路指導や職業教育と「キャリア教育」の違いが わからず、主旨が見えないキャリア教育実施校○学校教育のそれぞれの活動が将来「自立をして生きていくために必要な能力や態度を育てる教育」であり、広い意味で従来の学校の活動と何ら変わらないと思う。(佐賀県/県立/普通科)※「2014年 全体」の降順122015 FEB. Vol.406

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