キャリアガイダンスVol.406
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 キャリア教育の推進と生徒の意欲・学力はどう関係するのか。前項で取り上げたキャリア教育推進状況について生徒の意欲・生徒の学力の変容度別に傾向を見た。図表7では特徴的に高い(全体を5ポイント以上上回る)項目を青色で表示した。生徒の意欲・生徒の学力が「増した」キャリア教育の実施校は共通して【事前活動】【プログラム作成】【連携】の取り組み項目が全体のスコアを上回っている。とりわけ、ⓐ「キャリア教育の意味を保護者に伝えている」、ⓑ「キャリア教育について組織的・体系的な指導計画を作成している」、ⓒ「キャリア教育推進のため、進路指導担当部署と各教科の連携を強めている」が「変わらない」「減った」学校より高い。「意欲」が増した学校で特徴的なのはⓓ「地域や民間企業との連携を強めている」であった。「学力」が増した学校は、推進の取り組み率が非常に高い傾向にあり、全体より10ポイント以上高い項目が7項目を占める。生徒の意欲・学力が増すのはキャリア教育が進んでいる学校キャリア教育の評価の策定・運用はまだ1割強事前活動プログラム作成連携研修・勉強会体制キャリア教育の意味を生徒に伝えている学校全体のキャリア教育の目標として、身につけさせたい力を具体的に設定している学校全体のキャリア教育の目標として、育てる生徒像を具体的に設定しているキャリア教育の意味を保護者に伝えている生徒の実態や要望の情報収集・測定・データ化を実施しているキャリア教育について自校独自の定義づけをしているキャリア教育について組織的・体系的な指導計画を作成しているキャリア教育に関する自校独自の資料・テキストを制作しているキャリア教育に関する文部科学省や教育委員会などの資料・テキストを教員に配布しているキャリア教育推進のため、学校と地域や民間企業との連携を強めているキャリア教育推進のため、小学校、中学校、専門学校、大学との連携を強めているキャリア教育推進のため、進路指導担当部署と各教科の連携を強めているキャリア教育の概要や推進方法に関する研修や勉強会を実施しているキャリア教育の授業実践に関する研修会・勉強会を実施しているキャリアカウンセリングに関する研修会・勉強会を実施している産業構造や雇用環境の動向を共有する研修会や勉強会を実施しているキャリア教育推進のための組織変更(担当組織の創設、増員など)を行っている2014年全体 (n=989)48.543.140.229.920.718.745.614.811.234.529.418.312.3 6.1 5.2 1.8 4.9「生徒の意欲」変容度増した (n=474)57.248.745.439.027.222.852.717.913.942.038.024.116.2 7.0 5.9 2.7 6.5変わらない(n=303)41.641.638.922.416.516.841.913.510.927.722.814.2 9.2 5.3 4.6 1.0 2.6減った (n=8)50.062.550.025.037.525.025.0――25.037.512.5―12.512.5――わからない(n=170)38.230.029.419.412.911.234.110.6 5.926.519.412.4 8.8 5.3 3.5 1.2 4.1「生徒の学力」変容度増した (n=145)59.351.752.446.935.929.058.620.717.937.938.631.020.7 8.3 6.9 4.1 8.3変わらない(n=577)49.244.541.128.819.418.246.315.110.736.029.317.311.4 5.9 5.4 1.9 4.5減った (n=29)55.248.344.834.537.924.141.413.810.344.841.417.2 6.9――― 3.4わからない(n=205)39.532.729.821.514.112.735.611.2 8.826.323.914.110.7 6.3 3.9 0.5 3.4604020(%) 0※カテゴリーごと「2014年 全体」の降順 ※「2014年 全体」より5ポイント以上高い数値を■色で表示図表 7 キャリア教育の推進状況 (キャリア教育実施校/複数回答)■ 2014年全体  ● 「生徒の意欲」が増した  ● 「生徒の学力」が増したⓐⓑⓓⓒ162015 FEB. Vol.406

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