キャリアガイダンスVol.406
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ー 従来からの進路指導について、難しさはどう変化しているか(図表12)。「非常に難しい」「やや難しい」を合わせると、全体の9割が進路指導に難しさを感じているという状況は04年以降変わっていないが、「非常に難しい」の割合は10年をピークに減少傾向であり、14年は32%であった。 「非常に難しい」の割合を大短進学率別にみると、08〜12年は進学率が低い高校ほど「非常に難しい」が多かったが、14年は進学率70〜95%未満校が最多となっている。08年と比較すると「非常に難しい」割合は進学率上位校、特に70〜95%未満校で増加していることがわかる。 進路指導について「非常に難しい」入試の多様化と時間不足を背景に進路指導が困難に大学短大進学率上位の高校が指導の難しさを感じている家計・雇用・就職への不安は回復「入試の多様化」が増加Ⅱ進路指導の変化図表 12 現在、進路指導を難しいと感じているか(全体/単一回答)図表 13 進路指導の困難【抜粋】(進路指導を「難しい」と感じている/複数回答)(%) 0102030405060708090100■ 非常に難しいと感じている ■ やや難しいと感じている■ 難しいとは感じていない ■ その他 ■ 無回答2014年全体 (n=1140)2012年全体 (n=1179)2010年全体 (n=1208)2008年全体 (n=910)2006年全体 (n=813)2004年全体 (n=1122)大短進学率別「非常に難しい」95%以上70~95%未満40~70%未満40%未満27.536.834.427.515.729.842.744.618.230.938.052.624.132.337.635.7ーーーーーーーー※2008年・2010年・2012年・2014年それぞれ、「全体」より5ポイント以上高 い数値を■色で表示※「2014年 全体」より5ポイント以上高い数値を■色で表示進学率別にみる進路指導の困難の要因の違い進学率95%以上校 【保護者】の「干渉しすぎること」「子どもに対する過剰な期待」が5割と多い。他高校に比べ【生徒】要因の割合は少なく、生徒自身より周囲の環境に難しさの要因がみられる。進学率70~95%以上校 【進路環境】「入試の多様化」が他高校に比べ高く、要因のトップ。推薦・一般それぞれ形態が異なる入試方法に対応した進路指導が求められるため、「非常に難しい」と感じる教員が多いのではないか。進学率40~70%未満校 他高校に比べ【生徒】の「学習意欲の低下」、【進路環境】「入試の易化」が高い。学力向上につながらない生徒の態度や入試制度に、困難を感じる教員は少なくないようである。進学率40%未満校 【生徒】「職業観・勤労観の未発達」、【進路環境】「高卒就職市場の変化」など就職指導の困難が多い。また過去の調査結果と同様、【保護者】の「無関心・放任」が他高校に比べ高く、学校と家庭が協力しあうような進路検討の実現が課題となっている。2014年全体(n=1026)大短進学率別95%以上(n=173)70~95%未満(n=299)40~70%未満(n=192)40%未満(n=353)生徒の問題学習意欲の低下55.147.456.565.151.8職業観・勤労観の未発達51.839.342.155.264.0保護者の問題保護者が干渉しすぎること32.251.431.820.329.5子どもに対する過剰な期待27.750.328.116.722.7子どもに対する無関心・放任29.811.020.434.944.2進路環境の問題入試の多様化59.668.274.670.336.8入試の易化29.820.230.444.326.3高卒就職市場の変化15.8 0.6 4.014.134.3(%) 020406080■ 2014年全体● 大短進学率95%以上 ● 大短進学率70~95%未満● 大短進学率40~70%未満● 大短進学率40%未満202015 FEB. Vol.406

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