キャリアガイダンス vol.407
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 10年後の2025年には、今の高校生は20代後半の若手社会人。そのころには、日本の社会や労働市場、個人の働き方はどのように変わっているだろうか? 労働や雇用、働き方に関する調査・研究を行っているリクルートワークス研究所では、2025年の就業人口や就業形態などに関してシミュレーションを実施。このコーナーでは、そのデータをもとに、この10年間でどんな数値がどのように変動するのか、そこから何が読み取れるのかを解説していきたい。 まず確実に言えることは、人口が減少するということ。中でも若い世代は大幅に減少する。国立社会保障・人口問題研究所の推計を見てみよう。 出生率も死亡率も平均的に推移した場合の、2025年の総人口の推計は1億2066万人。2015年の1億2660万人と比較すると600万人近く減る。 このうち、「18〜34歳」を抜き出して見てみよう。2025年は2009万人。2015年が2241万人だから、この年代だけで230万人以上減っている。 なお、2025年時点でも、総人口が減少するなかで60歳以上の人口は増え続けていると推計されており、高齢化は今よりさらに進んでいるというデータから分析する未来の働き方展望編この先の日本の社会や個人の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。労働や雇用に関連するいくつかの指標に関して、リクルートワークス研究所がシミュレーション。未来の働き方を考える際の参考にしてください。ことになる。現役世代がこれだけ減るわけだから、全体の就業人口も減る。それを示したのが図1だ。 2015年の6274万人から、10年後には6091万人に減少。 男女別の数字を見ると、男性は2000年以降ずっと減少傾向だが、反対に女性は増え続け、この10年で47万人増加すると推計されている。図2を見ると女性の就業率は2025年も引き続きほぼ5割。これに関してはもう現時点で社会全体での認識もそうなっているが、改めて「女性が働き続けることが当たり前の時代」に図1 2025年までの就業者数の推移取材・文/伊藤敬太郎10年後には総人口が600万人減少女性の就業率は50%を超えるリクルートワークス研究所主任研究員中村天江氏リクルートワークス研究所のシミュレーションによる(図1~6)700065006000550050004500400035003000600055005000450040003500300025002000万人 合計は左軸万人男性、女性は右軸19903713253626142629263326562689270827363843381737233643358534933355合計男性女性199520002005201020152020202562496457644663566298627462016091年162015 MAY Vol.407

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