キャリアガイダンス vol.407
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未来と自分をつなげさせるためのワンポイントアドバイス授業を終えての感想生徒たちのアクションプラン想定される社会は【グローバル化が進み、異国語(英語)がしゃべれないと生きていくのが難しい社会】そこで求められる能力は【他人とは違う発想ができ、コミュニケーションに長けている能力】そのために、【発想力、独創性、それを生むための知識】の力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【視野を広げ、常に物事について自分の考えを持ち、それを実践するにはどうしたらいいかを考え実践していきます】 (1年生・女子生徒)想定される社会は【雇用が減り、厳しくなっていく社会】そこで求められる能力は【他者より大きな力、改革してゆく力】そのために、【専門的な能力、リーダーになるため】の力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【毎日読書をして、リーダーとしての自分の土台を作っていきます】 (1年生・女子生徒)想定される社会は【技術が発展する社会になっていくと思う】そこで求められる能力は【いろいろな変化や進化に対応できる力や、そこからどのように行動していくかを考えられる行動力が必要になってくる】そのために、【さまざまなことに対応できる力や自分から行動できるため】の力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【これからの未来社会のことを少しでも予想し、自分に何ができるかを考えます】 (1年生・男子生徒)想定される社会は【今より国際的で、主体性が求められる社会】そこで求められる能力は【英語力、コミュニケーション能力、適応能力】そのために、【人の気持ちや考えを理解し、また自分からも発信できる】力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【人とかかわり、勉強し、積極的に自分の意見を主張します】(2年生・男子生徒)想定される社会は【外国の方とかかわる機会が増え、自分らしさが求められる社会】そこで求められる能力は【独創性、コミュニケーション能力、観点を増やす、協調性】そのために、【自分の中に秘められた考えを出す力や情報を取り入れる】力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【新聞やテレビなどから、今の日本・世界のことについて知り、自分の考えを書き留めていきます】 (1年生・女子生徒)想定される社会は【科学技術の進歩と人間が知らない職業の増加、そのために失業者の増加が想定される】そこで求められる能力は【自分の想いを相手にしっかり伝えられる国語力、ビジネスチャンスを広げるために必要となる社交的な能力、世間を知る能力だと考えます】そのために、【国語力と社交的な能力、世間を知る能力と行動力】の力を伸ばしていけば良い。だから私は今日から【いろいろなことを自分で考えることや、話したことがない人々と話したり、テレビのニュースを見て疑問に思ったことを調べたりします】(1年生・男子生徒)これからの社会を考える際、周囲の人のいろいろな考え方を知れたのが楽しかった。特に、アクションプランは人によってさまざまでおもしろかったです。同じテーマでも、そういう考え方もあるのかと気づかされたし、これからの社会について考えを深められたのがよかったと思います。これまでも「自分」を見つめる授業はいろいろあったけど、現代社会のことから未来を考えるというのは初めての経験で、非常におもしろい経験でした。自分中心ではなく、周りから考えていくというのは、自分を客観的に考えるうえでも楽しかったです。ドローンによって未来がどう変わるかを付箋にたくさん書き出すワークでは、自分だけでは数も少ないけど、班のほかの人たちと一緒にするとたくさん出てきておもしろかったです。そういう考えもできるんだと、新しい発見もあって、グループで作業することが楽しかったです。一人で考え、その後グループでさらに考えを深めていく。最初なかなか頭が働かず、難しいと感じた瞬間もありました。でも、ほかの人と共有することで、未来をいろいろな方向から考え、答えにたどり着いていると感じられ楽しかったです。この経験を自分の糧にして、これからも未来を考えたいと思います。2年生・梅木快くん2年生・新井秀明くん1年生・笹島和実さん2年生・奈良好乃さん先生たち 授業を終えて現在からの未来予測には、技術の特定なども必要になるでしょう大きな社会の変化だけでなく、地元ならではの変化も活用できます生徒は予想以上に積極的に考え豊かに発想しました。ぜひ挑戦を! 社会の変化から未来を考えるには、まず、冒頭のレクチャーも重要な役割を担います。大人は社会がどれだけ変化してきたかがすぐわかりますが、高校生はすでに変化があった中で暮らしていますので、どういう方向性で考えるかの事前知識として大切です。未来を現在の事実から予測するワークでも、今回はドローンという科学技術に注目しましたが、ある程度、技術やトピックスを特定したほうが、高校生は予測しやすいと思います。 世の中の大きな変化を考える場合、例えば「グローバル化」といっても、地域によってはピンとこないケースもあると思います。そういう場合は、高校の周辺地域で起こっている変化のキーワードを加えるなど、地元ならではの社会の変化に注目してみるのもいいのではないでしょうか。また、今回はKJ法に日頃から慣れている生徒でしたが、場合によっては模造紙の使い方やグルーピングの仕方など、細かい指示も必要になると思います。 未来社会を考え、「社会軸」から自分の未来を考えるという試みに挑戦できるのは、とてもやりがいがあると考えました。どこまで生徒が考えられるか、正直少し不安もありましたが、ほとんど介入しなくても、しっかり考えられ驚いています。特に、最後のアクションプランでは、個性豊かに現実にすぐ行動できる内容を発表していて、頼もしかったです。ぜひ、全国の高校でもこのような試みに挑戦していただければと思います。●千葉吉裕先生●小出和代先生●多田早穂子先生262015 MAY Vol.407

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