キャリアガイダンス vol.407
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 教員としての自分の原点を振り返ったあとは、「現在」に意識を移す。教員として「ありたい姿」「ありたくない姿」を出していき、グループごとにその内容を整理し、どのような教員像を抱いているかを再確認した。 日常の自分の経験や、かかわってきたさまざまな教員仲間のことなどを思い浮かべながらのワークが続く。日常を思い出しながら教員像を考えてみるセッションを終えて「教師としての自分を、もう一度振り返ることができた」(港北高校・宮本恵理子先生)「スタイルの違い、しかしそこに共通して流れる教員という職業哲学のようなものを感じた」(関東第一高校・長尾航先生)「ありたい姿を共有できる仲間がまだまだたくさんいるのだ、ということを実感でき、心強く、自信になりました」(富士市教育委員会・眺野大輔先生)「個人個人の違う言葉から、チームで協力しながら共有化できたことが、とてもおもしろかったです」(松戸高校・石川瑛子先生)(1)個人ワーク まずは、自分自身の考えを、どんどん付箋に書き出していく。一つの付箋には一つの内容を書くようにして、素直な気持ちで書き出していく。(2)グループワーク グループメンバー全員の付箋を、壁に貼ってある模造紙の「ありたい姿」「ありたくない姿」それぞれのスペースに貼り出していく。その内容を、似たもの同士でグルーピングし、それに思い思いのタイトルをつけていく。 同じような内容が書き出されていても、グルーピングの仕方やタイトルの付け方などによって、グループの個性が出てくる。例えば、ありたい姿で「生徒との関係づくり」があると、それとは逆で「生徒とかかわらない・嫌い」がありたくない姿となるなど、それぞれ対になるようなグルーピングを行った。生徒を第一に考えたり、オープンマインドなどを、「仏」とくくってみたり、「ガッツ!!」「ブレブレ」「しわしわ、よれよれ」など、グルーピングのワードに個性が光った。英語の教員が多かったグループは、グルーピングのワードもすべて英語で行った。特に、ありたい姿では「LOVE」を強調。教員には「愛」が大事だと結論づけた。「可能性を信じる」「対話ができる」「仕事を楽しむ」「挑戦する」など、さまざまなありたい姿が出る中で、長い目で物事をとらえる「経営できる」教員像が出てきたという。ありたくない姿は「つまらない」「不信感」「孤立」。一方、ありたい姿は「信頼」や「理想」、「連携」、「楽しい学び」、「心身の健康」など、「普通であることの大切さに気づいた」という。STEP 2ありたい姿/ありたくない姿セッション現在授業編未来社会にどう向き合うか?教師292015 MAY Vol.407

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