キャリアガイダンス vol.407
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 過去から現在を考えたところで、次は「未来」から教育を考える。しかし、漠然と「未来」と言われてもなかなか想像しづらいので、20年後にグループメンバー全員が同じ学校に勤務し、5年かけて取り組んだ教育が、雑誌で「すごい高校50」に選ばれたという設定とする。そして、具体的にどういう理由ですごい高校に選ばれたかを考えるというワークだ。 これは、最初からグループワークで、全員がペンを持ち、模造紙に思いついたことを、絵でも言葉でもどんどん書き出していく。模造紙を「楽しんで汚す」気持ちで取り組み、発想を広げていくことが肝心だ。未来、成功している自分たちの姿から考えるSTEP 320年後の未来デザインセッション未来セッションを終えて「今、本気でやらなければ!と、改めて感じました。実行しなければ意味がない!!」(富士市立高校・遠藤健先生)「グループ内はもとより、皆さんのアイデアを共有することができ、明日以降の自身の在り方、学校での取り組みに対して示唆をいただけました」(藤沢清流高校・小島昭彦先生)「参加されている方々の、飾らない言葉を聴けたのが良かったです。言葉のエネルギーを感じました」(関東第一高校・横山北斗先生)世界につながる学校。生徒のフェイスブックの友達は、外国人が50%以上。留学生を積極的に受け入れ、海外の生徒との交流なども積極的に行ってきました。地域の学校として、小さい子どもから高齢者まで含めた地域活動の拠点としても機能する、多様性が評価されました。テクノロジーの発達により、さまざまなことが直接対面なしで成立する時代。だからこそ、あえて時代に逆行し、人間味のある学校、人との付き合い方を重視します。そういう学校の存在が、未来社会で「自立」した生徒を育んでいることを評価されると考えました。教育状況を整える視点が評価されました。一つは、学校現場での労働条件の改善。それによって、より良い先生が集まり、教科指導や進路指導、部活動など、専門化した教育体制を実現。二つめは、生徒自らが進める授業の実現。三つめは、生徒が学びたい場所へ自由に行ける教育の実現です。地域や企業から大きな信頼を得ている学校。例えば、どこでも気軽に移動できる手段が実現していて、生徒は教室にいるばかりではなく、興味のままに世界中に出かける。実際にやってみる、経験から学ぶ、プロジェクトで動くなど、世の中の常識を変える実行力が評価され、高い評価を得ました。20年後、宇宙からの授業も実現していそうな時代。そもそも学校は存在するのか?そう考えたとき、学校という場にしっかり生徒が通っていることが、逆に評価対象になると考えました。遅刻や欠席もなく、あいさつや礼儀などがきちんとできる。そんな古典的な視点で評価されました。2035年、雑誌で「すごい高校50」にあなたの勤務校が選出されました。どんなことが評価されている?<ポイント>模造紙の真ん中に、このお題を書き入れて、その後は自由にメンバー全員が思いついたことを、どんどん記入していく。先生たちは、こう考えた!302015 MAY Vol.407

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