キャリアガイダンス vol.407 別冊
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2Vol.407 別冊付録※横軸の各項目とも、上が直近の海外売上高比率(n=427社)、下が10年後の海外売上高比率(n=421 社)004020601050307080(社)10020050150250(社)輸出販売型:主として国内で開発・企画・製造した製品を海外に輸出し販売製造機能型:海外に製造機能を移転し、海外で製造した製品を日本や他国に輸出し販売製造・販売型:研究開発・企画機能のみを日本に残し、海外で製造・販売活動を行い、海外市場攻略に注力グローバル最適型:研究開発・商品企画、調達、加工・製造、販売・マーケティング、アフターサービス等の各バリューチェーンを国内外を問わず、グローバルな視点から最適な拠点で実施し、拠点間で資源や技術、人材を交流■ 経団連会員■ 非経団連会員20%以上40%未満60%以上80%未満答えられない/該当しない40%以上60%未満■ 経団連会員■ 非経団連会員20%未満グローバル最適型輸出販売型製造・販売型製造機能型あてはまらない/わからない80%以上国内マーケットが縮小する中でメーカーのグローバル化は既定路線 これからの技術者のキャリアを考えるにあたり、まずは企業のグローバル化に向けた動きを把握しておきたい。 図1は、企業の現状と10年後の海外売上高比率に関するアンケート調査。現状では「20%未満」とする企業が最も多くなっているが、10年後も「20%未満」であると予測している企業はほぼ半数。一方で、「60%以上80%未満」「80%以上」との回答は、いずれも現状より10年後のほうが多い。 人口減少で国内マーケットが縮小していくことが確実な状況で、海外売上高比率を伸ばしていくことはもはや多くの企業にとって既定路線。どこまで増やしていけるかは現段階では読み切れない部分はあるものの、海外売上高比率を5割、6割、あるいはそれ以上に増やしていく企業が拡大していく可能性が大きいことはこのデータからも推測できる。 そんな中で、企業はどのようなかたちでグローバル化を進めていこうとしているのか。図2を見ると、国内で開発・製造し、海外に輸出する「輸出販売型」と比べて、研究開発、調達、製造、販売などの拠点を国内外問わず最適に配置する「グローバル最適型」を目指している企業が2倍以上だ。「グローバル最適型」の企業では、技術者も海外の拠点で働いたり、新しい拠点の構築に携わったり、海外拠点の技術者と交流したりすることが当たり前に求められる。このような方向へのシフトはすでに多くの企業で進んでおり、技術者にとってグローバルな環境で働くことは特別なことではなくなりつつある。グローバル化と同時に流動化も進む中で技術者のキャリア設計が問われている 続いて図3を見てほしい。工場での生産工程の設計や改善を行う生産技術部門に特化して、現在と5年後の課題を質問したこの調査で、「5年後の課題」として増えているのは「グローバル生産への対応」と「独創的生産技術の開発」の2項目。この進路指導に役立つ最新情報取材・文/伊藤敬太郎グローバル化が進展する中、メーカーの海外での事業展開も今や企業規模を問わず当たり前の時代になっている。国際競争力を高めるために、外国企業の買収や外国人の採用も増え、一方で大胆な組織改革やリストラも進められている。この傾向は今後さらに進行していく。そんな環境下でこれからの技術者に求められるものとは?「スーパーグローバル大学」が果たしていく役割とは?活躍の場はますますグローバルに!これからの技術者に求められる力とは?自らキャリアを設計し、切り拓いていくことが必要な時代に図1 企業の直近の海外売上高比率と10年後の予測図2 製造業が目指すグローバル事業展開の類型出所/一般社団法人 日本経済団体連合会「グローバル人材の育成・活用に向けて求められる取り組みに関するアンケート結果」(2015年3月)出所/一般社団法人 日本経済団体連合会「グローバル人材の育成・活用に向けて求められる取り組みに関するアンケート結果」(2015年3月)

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