キャリアガイダンスVol.410
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⬆「Aチーム」の中心・阿部和久先生と。阿部先生からは教科のことだけでなく、人には「役割責任」があることを教えられたそう。⬅「進路女子会」のメンバーと。進路指導担当としての共有だけでなく、美容の話に花が咲くことも。学びたいと思っている人を集める。そこでの出会いが、自分の元気となり、宝になります! 延沢先生が自ら発起人になって立ち上げた、他校の教員との勉強会が現在3つある。「山形県高等学校国語学習指導改善研究会(以下、Aチーム)」、「全国女性進路指導研究会(以下、進路女子会)」、「山形若手・中堅進学指導研究会」だ。国語科の教壇に立ち、進路指導課として日々生徒の進路相談にのり、二児の母でもある多忙な中で、学ぶことになぜここまで熱心になれるのだろう。 「基本は自分自身の成長のためです。今よりもっと、国語や進路指導で生徒の求めることに応えられる教員になりたいのです」 大学時代、苦学生でバイトばかりだった延沢先生に「どうしても困ったら援助する」と言ってくれた教授。「教師とは、どんな生徒の未来の可能性にも懸ける仕事だ」と教えられた。また、教師1年めに卒論のテーマだった大村はま先生の勉強会に誘ってくれた先輩教師、高校教員2年めで校内活性化委員会で活動をともにした先輩たち。その後も数々の素晴らしい先輩に刺激を受けたいくつもの出会いがきっかけとなったそうだ。 「教科力、教員としての覚悟など、本気で教師をしているすごい先生方と出会い、もっと教科力もつけて成長しなければと駆り立てられました」 そして1998年に最初に作った研究会が、県の教育センター指導主事だった阿部和久先生を中心とした「Aチーム」だ。 「国語科の教員同士で、意見交換や勉強会を行う場です。阿部先生と私がいればとりあえずやるという緩いスタンスで、年1回程度集まって、細く長く、現在は作問研究の形で続けています」 進路指導を20年近く続けるなかで、延沢先生が2012年に立ち上げたのが「進路女子会」だ。「東日本大震災をきっかけに、東北の教育現場に危機を感じ、自分に何ができるかを考えました。ある勉強会で秋田の若い もっと成長したいと思うのは「本気の教師」に出会ってきたから出会った先輩方からもらった元気を若い人に返していきたい学校を超える教員連携をひろげる先生CASE 3のべさわ・えりこ/進路指導担当。教員歴22年。中学2年のときに、生徒と一個人として対峙してくれる先生に出会い教員を目指す。1994年、中学校で教員となる。1995年から山形県立谷地高校、2002年から楯岡高校、2009年より現職。高校教員1年めから進路指導担当となり、以後、ほとんどの期間で進路指導に携わり続ける。「進路女子会」など、他校の教員同士がつながるさまざまな会を組織している延沢恵理子先生 新庄北高校(山形・県立)取材・文/長島佳子次ページにつづく~学び合い、挑戦し続ける教師たち~これからの教師を探る172015 DEC. Vol.410

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