キャリアガイダンスVol.410
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本学は来年、創立70周年、大学開学から数えて54年めを迎えます。その間、運動部の活躍もあって知名度は高まり、地方の私学でありながら県外出身の学生も多くなりました。そうした歴史を踏まえ、改めて本学の役割は何かと考えたとき、一つは、グローバルな意識をもちながらも地域に根差し、貢献できる人材を養成すること。そのためには組織に依存するのではなく、起業家精神をもって新しい価値を生み出し、課題を解決していけるような力の育成が必要だと考えています。 もう一つの役割は、山梨ではなく、世界の中の日本にある高等教育機関という意識で学び、国内外を問わず、視点を重視している点です。例えば、「カリキュラム横断型作文プログラム」では、学生が選択または独自に設定したテーマについて、各分野で蓄積した知識を総動員しながら継続的にレポートを作成していきます。知識の結合を個人に委ねるのではなく、仕組みとして教育課程に落とし込んでいる点が特徴です。 学生と教員の比率は最大で12:1。専任教員の8割は外国籍で、留学生の多国籍化も進めます。大半の授業は英語で行われるうえ、新入生は全員、留学生と寮で過ごします。現在、1期生は英語集中プログラムの段階ですが、すでに語学力の飛躍的な伸びが認められています。寸暇を惜しんで学ぶ雰囲気が校内に醸成されていることに手応えを感じています。 本学ではこのほか、16年度にスポーツ科学部が誕生。これまでのスポーツ振興や競技の実績を教育研究に生かす予定です。並行して、既存学部の教育改革にも力を注いでいます。将来、どの分野、どの地域で働くにしろ、大切なのは向上心と社会貢献の意識。その気持ちさえあれば、「今」を無駄にすることなく、大切に過ごしてくれるはずだと期待しています。【副学長プロフィール】ふるや・こうじ●2001年、東京大学法学部卒業。04年弁護士登録。山梨学院大学法学部専任講師、山梨学院大学学長補佐を経て、13年学校法人山梨学院理事長補佐、15年山梨学院大学副学長。【大学プロフィール】1946年山梨実践女子高等学院として創立。62年山梨学院大学開学。法学部、現代ビジネス学部、経営情報学部、健康栄養学部、国際リベラルアーツ学部に加え、2016年度にスポーツ科学部を開設予定。社会をリードしていく気概に満ちた人材の養成です。それには、私自身が受けてきたような、知識を大量に仕入れ正確にアウトプットするといった旧来型の教育手法は通用しません。大切なのはいかに思考を磨き、知識を活用するか。こうした問題意識のなかで2015年度に誕生したのが国際リベラルアーツ学部です。 同学部が、他の国際教養系学部と異なる点。それは多彩な科目をワイドに用意しているだけではなく、すべての学問分野をバランスよく履修するよう義務づけていること。さらに、一見、接点のなさそうな科目で学んだ知識を、いかに自分のなかで結合し、有益なものにするかというコネクトの̶変革に挑む̶まとめ/堀水潤一 撮影/清水盟貴山梨学院大学副学長古屋光司脱『日本らしい大学』真の国際化、新しい時代のキャリア教育、スピード感をもって大学改革を進める512015 DEC. Vol.410

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