キャリアガイダンスVol.418
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2011201220132014201520162017センター試験は学校行事 “チーム川和”で大学受験も部活動も団体戦で全国に挑む川和高校 (神奈川・県立)毎号1校ずつの高校にご登場いただき、進路指導の取り組みをご紹介しています。今回はここ5年ほどで飛躍的に進学実績を伸ばし、全国レベルで活躍する部活動も多い神奈川県立川和高校。目指すのは高い次元での文武両道。勉強も部活動も団体戦と、チームワークを武器に戦う活気あふれる高校です。取材・文/永井ミカ進路指導実践を磨く!普通科編1962年創立/普通科/生徒数960人(男子416人・女子544人)/進路状況(2017年3月実績)大学進学294人、短大進学0人、専各進学2人、就職1人、その他61人 文武両道を謳う学校は多いが、神奈川県立川和高校では「高い次元での文武両道」という言葉を使う。「文」では国公立を始めとする難関大学の現役合格を目指し、「武」では全国で戦えるレベルを目指す。しかも、文の生徒と武の生徒がいるのではなく、生徒一人ひとりが二兎を追うことを実践している。 かつての川和高校は今ほど多くの組織的な取り組みをしていなかった。それでも一定の進路実績は挙げていた。伸び伸びとした校風で特に大きな課題もなかったが、9年前に赴任してきた榎本一弘先生は、同時期に異動してきた先生方と進学校としてまだできることがあるはずだと話していたという。「生徒の伸びしろはもっとある…さらに手をかけていけば生徒の可能性を引き出せるのではないか」 榎本先生は管理グループリーダー、次に教務グループリーダーを経て、2010年度に同校が県の学力向上進学重点校に指定されると、その対策委員長と進路支援グループリーダーを任されることとなった。校内で学習できる環境を整え、小テストや外部模試を有効活用し、文武両道の伝統を活かし「受験は団体戦」と生徒を鼓舞する。進路実績は伸び続け、国公立大学合格者数は4年で倍増、MARCH延べ合格者数は17年度入試で全国2位(『サンデー毎日』17年3月19日号より)となった(図1)。図1 現役合格者数の推移(延べ人数、入試年)700600500400300200100026625325830230143741540444455777471105134144111147178151(年)(人:延べ)進路支援グループ学力向上進学重点委員長総括教諭榎本一弘先生■ MARCH(明治・青山・立教・中央・法政大学)■早稲田・慶應・上智・東京理科大■国公立大学「部活も勉強もみんなで一緒にがんばる」というのが川和のスタイル。休み時間には学び合う、教え合う姿が自然に生まれている。部活で忙しい生徒たちのすきま時間の活用でもある。412017 JUL. Vol.418

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