キャリアガイダンスVol.419
49/66

校舎の中央に位置する吹き抜けの「ラーニングセンター」。グループワーク、インターネット会議、読書、自習、生徒集会など幅広く活用。グループでブレストや議論を行うための小ゼミ室が4つある。壁全面をホワイトボードにしている部屋も。「ラーニングセンター」には、パソコンやiPadを接続して大画面に映せる家具「メディアスケープ」を設置。探究好奇心+情熱興味や問題点を自ら発見し、自発的・主体的に行動し、解決できる生徒を育成する。共成協調+自律自主自律の基、他者を重んじる人間を育成し、将来、日本のみならず世界の各界で活躍できる生徒を育成する。飛躍挑戦+継続「何を学びたいか」を大切に、探究型学習で鍛えた好奇心と情熱を自分の進路実現へと結びつけ、自ら進路選択できる生徒を育成する。■ 探究型学習で 興味・関心を深める■ 一人一台のiPadを 教育ツールに活用■ ラーニングセンターを 校舎の中心に配置■ 大学連携による最先端の学び■ 少人数クラス編成■ グループワークや対話式授業による協働的な学び■ 生徒主体の学校行事づくり■ 地域活動への参加、 異学年交流■ 予備校連携の 大学入試対策授業■ 難関大学突破カリキュラム■ グローバルキャリアプランニング■ 海外進学サポート①テーマ設定②情報収集③情報分析⑥評価⑤プレゼン④論文執筆※1:①人々に共感することからニーズを知る、②問題点の定義、③アイデア創造、④プロトタイプ作成、⑤テスト のプロセスを繰り返すことで、ニーズに合った商品・サービスを生み出す技法デザイン思考を導入しアイデア発想に重点2014年設立/普通科生徒数87人(男子39人・女子48人)※高校のみ進路状況(2017年3月実績)大学7人・短大1人・その他6人鳥取県鳥取市国府町新通り3-301-2 0857-30-5541 http://seishokaichi.jp/鳥取県東部で初の中高一貫校として2014年に開校。カリキュラムの最大の特色は、「あらかじめ用意された答え」のない問題に取り組む科目「探究基礎」。そのほか、学校全体が図書館のような校舎、先進的なICT設備、1クラス20人前後の少人数教育、英語4技能を鍛えるプログラム、予備校連携による大学入試対策授業などの特徴をもつ。行事など、あらゆる学校生活のなかで特別に意識せず当たり前のように使われているという。 「探究基礎」のプログラム設計にあたっては、当初、「堀川の奇跡」で知られる京都市立堀川高校のようなアカデミックな内容がイメージされた。しかし実際に展開してみると、同校の実態にそぐわない面も見えてきたという。 そこで、2年目以降はデザイン思考(※1)を取り入れ、プログラムの序盤はクリエイティブな方向に軌道修正した。デザイン思考のアプローチでは、現場でユーザー観察や体験を行い、発想を豊かに広げていく。問題の所在が明らかでないターはICT活用の拠点でもあり、グループワーク用に開発された大きなモニター付きの高機能家具も設置している。生徒は1人1台タブレット端末をもち、キーボード入力が必要な場合は学校共有のクロームブックも使用可能だ。 同校は探究の基本プロセスとして6つのステップを設定しているが(図2)、その全ステップにおいてICTを活用している。例えば、「テーマ設定」では付箋アプリを使ってアイデアマップを構築し、「情報分析」では表計算アプリによるアンケート集計・解析やWebサービスによる情報分析を行い、「評価」ではオンラインアンケート機能を使って発表や論文の評価を生徒全員から収集するといった具合だ。 これらの施設・設備は、「探究基礎」のみならず他教科の授業や部活動、学校書館の中にある学校」というコンセプトの校舎には、ラーニングセンターを中心として至るところに書棚を設置し、必要な図書資料に出会いやすい環境を創出。昨年度の生徒1人あたり貸出冊数は中学校で22・7冊、高校で14・3冊と、実際に生徒は多くの図書に触れている。 また、ICT環境については、全館Wi-Fi環境を整備し、全教室に短焦点プロジェクターを配備。ラーニングセン図1 青翔開智の教育方針図2 青翔開智の「探究基礎」6つのステップ492017 OCT. Vol.419

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る