キャリアガイダンスVol.419
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学校法人神野学園が運営する岐阜医療科学大学、中日本自動車短期大学、中日本航空専門学校の3校は、医療、自動車、航空と分野は異なるものの、ともに人々の生命や生活に関わる技術者を育成しています。いくら高度な技術を有していても使い方を誤れば人々の生命を脅かしかねません。そのため「技術者たる前によき人間たれ」の建学の精神のもと、人格形成にも重きを置き、技術教育と人間力のバランスが取れたカリキュラムを展開しています。 マナー教育やキャリア教育に加え、プロジェクト学習に力を入れているのもそのため。例えば、昭和初期に名古屋市が購入した外国産の高価な梯子キャンパスに移転する予定です。 さらに薬学部の新設も検討中。これにより総合的なコメディカルの教育体制が整うわけで、各領域で専門性を追求するとともに、周辺領域の学びをクロスオーバーさせ、チーム医療を担う医療人を育てたいと思います。同時に、看護教育をさらに充実させ、地域医療に貢献する人材が育つことを期待しています。 今後、各自治体と結んでいる包括協定を通じて、岐阜医療科学大学では、母子保健や高齢者問題に対する支援を行い、他の2校については、子どもたちがものづくりに対する興味や夢を抱くよう地域連携も深めていきたいと考えています。 各校では、明確な目的意識をもった高校生だけではなく、まだ考えの固まっていない若者も歓迎します。18歳という年齢は人間形成が未熟で、自分が何者かわからないもの。逆説的ですが、そうした少しフワっとしたところのある若者こそ、国家資格の取得といった目的が明確な学校で技術を身に付けるべきだと思うのです。何かを懸命に作ったり、人と必死で接したりするなかで、自分を発見していく。技術を徹底的に磨くことを通じて、人間形成をしてほしいと思います。【理事長プロフィール】やまだ・ひろゆき●1954年生まれ。立教大学経済学部卒業。学校法人神野学園法人本部企画調整室室長などを経て99年理事就任。改革推進室長などを経て2009年中日本自動車短期大学学長に就任。14年より現職。【学校法人プロフィール】1967年学校法人神野学園設立。同年、中日本自動車短期大学開学。現在、岐阜医療科学大学、中日本自動車短期大学、中日本航空専門学校の3校を運営。「技術者たる前によき人間たれ」医療、自動車、航空の各分野で、生命や生活に関わる技術者を育てる車があるのですが、昨年、縁あって預かり、中日本自動車短期大学の学生と教員、そして伝え聞いたメーカーのスタッフにもご参加いただき再生プロジェクトに取り組んでいます。教員にとっても初めて知ることだらけのようで研究課題として申し分ない生きた教材となっています。同様に、中日本航空専門学校では自作の飛行機を飛ばそうと代をまたぎながら奮闘中。高校との連携も活発で、多くの高校生が本学園のものづくりの現場に足を運んでくれています。 岐阜医療科学大学においては、2018年4月に保健科学部看護学科を看護学部看護学科に学部昇格(設置構想中)。翌19年4月には新設の可児̶変革に挑む̶まとめ/堀水潤一 撮影/加藤智充学校法人神野学園(岐阜医療科学大学、中日本自動車短期大学、中日本航空専門学校)理事長山田弘幸612017 OCT. Vol.419

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