キャリアガイダンスVol.420
53/66

学年テーマ概要活動高1年「避難所・環境プロジェクト」避難所のボランティアを行う場面を想定し、避難者の支援方法を提案する。チーム「大切な人の健康を守る提案をします」家族の健康を守るために継続可能な対策を提案する。個人高2年「エビデンス探求プロジェクト」体の働きや健康に関する通説が本当に正しいか、実験と文献の両面から検証する。チーム高3年キャリアプロジェクト「夢をかなえよう」自分の強みを見つけキャリアストーリーを描く。個人専1年「ヘルスプロジェクト」疾患を抱えていても自らの健康をコントロールし改善する方法を提案する。チーム専1・2年「キャリアプロジェクト」進路実現に向けて活動する。個人生涯学び続ける力地域で行われているボランティア活動などを通して奉仕の心を育て、命の大切さについて考える豊かな人間性を養う。自律した思考に基づいた倫理的な判断力を持ち、広い視野に立った看護観の確立を目指す。広い視野に立った看護観を育てる個別にICTを活用し、協調学習を組み合わせたアクティブラーニングの実践を通して、自発的な学習を目指し、確かな知識の定着を目指す。また、病院等と連携し、知識・技術に基づいた応用力・実践的能力を育てる。研究的視点を取り入れた授業やさまざまな学習活動を通して、課題発見能力や問題解決能力を育てる。看護学の構築・発展に寄与しうる研究能力を身に付けた人材の育成を目指す。看護専門職者としての自覚を促し、生涯にわたって看護の専門性を追求し続ける力を育成する<常盤高校が目指すもの>豊かな人間性確かな知識・技術科学的思考・判断力病院との連携大学との連携外部との連携プロジェクト学習を通して課題発見および課題解決の手法を学び、これを活用して「豊かな人間性」「確かな知識・技術」「科学的思考・判断力」を相互に関連づけ、統合し、「学ぶ力」を「生涯学び続ける力」に育てることを目指す。学ぶ力看護の探求、研究的態度を養う臨床に即した看護実践能力を育てる1970年設立/看護科・看護専攻科生徒数394人(男子12人・女子382人)※専攻科含む進路状況(2017年3月専攻科修了生実績)大学2人・専門学校5人・就職74人・その他1人埼玉県さいたま市桜区上大久保519-1 048-852-5711 http://www.tokiwa-h.spec.ed.jp/1970年に全日制衛生看護科の女子校として開校。95年に看護専攻科を設置。2002年より学年進行で5年一貫教育による看護師養成課程に移行。03年に男女共学化。現在、看護に関する学科を設置する高校が全国で97校(5年一貫課程は78校)あるうちの1校。看護師国家試験合格率は4年連続100%。平成26年度スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールに指定され、5年間の研究事業に取り組んでいる。 そして、特に注目したいのが、「生涯学び続ける力」につながるものとして行っているプロジェクト学習だ。狙いは、課題発見および課題解決のプロセスを通じて、「豊かな人間性」「確かな知識・技術」「科学的思考・判断力」を相互に関連づけ、統合し、受身で学ぶのではなく自ら学ぼうとする意識・態度を育てること。看護の専門科目の授業の一環や長期休業中の課題などに位置付け、5年間で6つのプロジェクト学習に取り組む(図2)。これまでも「プロジェクト学習」として取り法導入などによる授業改善を推進。また、学年に応じた看護技術の到達目標を設定し、生徒が自己評価し自身のスキルアップを確認できるような具体的な評価表を開発中だ。 3つめの「科学的思考・判断力」は、看護学を自然科学の学問として研究的態度を養う際に必要となる。高校2学年から学術論文を批判的な視点で読む機会を設け、専攻科で取り組む「看護研究」の効果的な実践につなげている。科1学年の全員が夏休みに行う「地域活動体験」だ。児童館や介護施設の補助や、地域イベントのスタッフなど、生徒各自が内容を選んで手配し実施する。看護分野を集中的に学んでいくと関わる世界が狭くなりがちなため、地域に出ることが、異世代とのふれあいを学び、視野を広げる貴重な機会となっている。 2つめの「確かな知識・技術」は、臨床に即した看護実践力の根幹となる。専門科目を中心に、ICT活用やジグソー図1 常盤高校のSPHコンセプトイメージ図2 SPHの5年間で各学年が実践するプロジェクト学習「調べ学習」ではなく「プロジェクト学習」へ532017 DEC. Vol.420

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る