キャリアガイダンスVol.420
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今年、創立60周年を迎えた大原学園は、1957年に大原簿記学校を開校して以来、時代の要請に応じて、多くの学校を開校してきました。その間、一貫しているのは、資格取得と就職支援に真剣に向き合ってきたことです。なかでも、私たちが目指すのは、学生一人ひとりにあった「幸せな就職」。ミスマッチ等によって早期離職することのない、正社員としての採用が最低条件です。 そのために、学習や就職活動全般を指導する担任制や、スポーツフェスティバルなどの充実した行事、さらには大手企業の協力を得ながら社会人としての実践力を磨くPCP(Pre-Career Program)という入社準備プす。 本学園は近年、各地で若者を育て、地域を活性化するために全国に学校を開設しています。地域には地域の事情や職業ニーズがあり、それらを見極め、教育プログラムに反映させることが重要だと考えています。 今後は、専門学校も海外に目を向けなくてはいけません。わが校では多くの留学生を受け入れ、「大原では、きちんと日本語と専門技能が学べる」と実感してもらう。そのうえで、日本の若者と交流できる場を提供したいと思います。 大原には、自身も大原で学んできた先生方が大勢います。指導力があるうえ、後輩を何とかしたい、という熱い思いがあるため、クラス運営にも熱が入ります。こうした先生方の他、実務界で功績のある先生方にも活躍してもらっています。激変する社会の動きを敏感に捉えるためにも重要だからです。 私は、よく授業の様子を見にいきますが、学生が成長していく様は手に取るようにわかります。それこそ教育者の喜び。こうした喜びを心から感じられる教職員が揃っているのも大原の強みです。【理事長プロフィール】なかがわ・かずひさ●1956年生まれ。中央大学法学部卒業。83年学校法人大原学園に入職。90年公認会計士試験合格。2007年4月理事就任。17年4月より現職。【学校法人プロフィール】1957年東京水道橋に大原簿記学校を開校し、79年に学校法人大原学園を設立。専門学校をはじめ幼稚園、高校、大学院大学、社会人講座など幅広い教育サービスを展開。大原学園79校の他、大原グループ関連校を含めると全国に107校を展開。簿記、税務、情報処理、法律、行政、医療、保育、福祉、ホテル、スポーツ、アニメ、製菓、美容、歯科衛生、自動車整備並びにこれらのビジネスに関わるコース等を設置。資格取得と「幸せな就職」。これらの実現に向けて、地道に努力を積み重ねていくだけログラムなども用意しています。 しかし、幸せな就職に近道はありません。一人ひとりの学生に対して、厳しくも温かい指導を積み重ねていくだけ。そして、「やればできる」という成功体験を繰り返しもたせる。そうしたなかで培った、知識や技能だけではない、さまざまな力や自信が、就職、さらにはその後の成長や自己実現につながっていくのです。 日本には、能力がありながら発揮しきれていない若者が大勢います。50万人以上と言われるニートや、フリーター、就労人口の40%弱と言われる非正規雇用労働者もそう。こうした若者がパワーアップすることで国力を高める。これも、私たちの大きな目的で̶変革に挑む̶まとめ/堀水潤一 撮影/早坂卓也学校法人大原学園理事長中川和久632017 DEC. Vol.420

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