キャリアガイダンスVol.420
7/66

特 集 中学・高校時代に学んだことが、社会に出てからも役立っていると感じた経験があると思います。それはどんな場面で、どのような内容でしょうか? 例えば、複雑な事象に直面して解決が求められるようなとき、要因となる変数を減らして解決の糸口を数学的に探ってみたり、史実の出来事から解決の手掛かりを得たりと。 次期学習指導要領の答申が発表されて、ちょうど1年が経ちました。既に公示されている小・中学校に続き、まもなく高校も公示されます。「何を知っているか」から「何ができるようになるか」へ。これからの社会を生きて働くうえで必要となる「資質・能力の3つの柱」を育んでいくために、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の取り組み、なかでも「深い学び」の視点はとても大切なIssueであることは周知のとおりです。その深い学びへの鍵となるのは各教科等の特質に応じた「見方・考え方」であり、それはさらに「各教科等の学習の中で働くだけではなく、大人になって生活していくにあたっても重要な働きをするものとなる」と言及されています。まさに日常の授業こそが、キャリア教育ではないでしょうか。 では、この各教科等の特質に応じた「見方・考え方」とは? 生徒たちが本来もっている学ぶ力を引き出し、生徒視点からの教材研究、授業デザインについて考えていくための視点とは? そして、先生方が教科の学びを通じて、生徒たちに伝えたいことは何でしょうか。 本特集が先生方の「授業観」を見つめ直すきっかけになれば幸いです。山下真司(本誌 編集長)教科の 見方・考え方 を働かせる授業とは72017 DEC. Vol.420

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る