キャリアガイダンスVol.421
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332018 FEB. Vol.421▲「もしあなたが」、「あなたのクラスだったら」。考える力、自分だったらどうするかを問う問題▲「社会の変化」を伝え、それに伴う「個人の生き方・働き方」の変化も示す。▲共通テストも個別大学の入学者選抜も「学力の3要素」が問われると紹介。▲「実際、大学の入試では~」「マークシートの回答も~」と実例をあげる。これからの学力とは、を具体的な問いで伝えるなぜ? その背景を3つの視点から伝える 第2幕では、これからの学力とは「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」も大切だということを理解してもらう。いわゆる「学力の3要素」だ。 言葉だけで伝えると上滑りするので、ここでも具体的な問いを提示。答えるにはどんな力が必要になるかを保護者に体感してもらい、「思考力や主体性を発揮するとはどういうことか」「知識を学んだうえで『活用』するとはどういうことか」といったことへの理解を深める。 第3幕では学力の要素が見直された背景を紹介。入試が変わるから、という近視眼的な話ではなく、生徒がいずれ飛び込む実社会が激変しており、その未来で力を発揮できるようにするための改革であることを伝える。 文部科学省が「学力の3要素」を示し、それに基づいて「高校教育」だけでなく「大学教育」も、そして高校と大学をつなぐ「入学者選抜」も改革が進むことを紹介。3つの変化は全部つながっていることを理解してもらう。 個別大学でも以前とは異なる入学者選抜が始まっていることを伝え、共通テストでは記述式問題の導入のほかマークシートの回答方法すら変わることを紹介。保護者の受験時代との違いを感じてもらう。自分ごとで考えないと答えられない問いを提示社会の変化が大前提にあることを紹介高校も大学も入試も三位一体で変わると紹介個別入試と共通テスト両方の変化を紹介この問いを保護者の方々にグループで考えていただき、対話によってお互いの気づきが増えるところまで味わってもらえたら、より面白そうですね。…ただ、もしそうしたワークを入れるなら、事前に場を温めておく準備が不可欠になると思います(次ページ参照)。社会の変化については、1960年からの30年間、1990年からの20年間、2010年からの10年間の変化の度合いを比べてもよいかもしれません。変化のスピードの加速を感じるんです。大きな変化が一生のうちに次々訪れる時代になった、だから継承より創造が必要だ、と。進学希望の生徒だけでなく、就職希望の生徒も多い学校では、「大学教育」「入学者選抜」の改革と合わせて「企業の採用方針」「企業が求める人材像」の変化も示すと、「高校教育」も変わらなければいけないことがより伝わりやすくなると思います(次ページ参照)。十七条の憲法は役人の心がまえを説いたもので、聖徳太子が制定に関わったとされるもの。ですが聖徳太子が亡くなる頃には、豪族の蘇我氏が権勢をふるい、うまく回らなくなります。例えばこうした知識も、暗記のためではなく、考えるために活用できるわけですね。ここが重要!ここが重要!ここが重要!ここが重要!▼問いに答えるには教科書やネットの知識だけでは足りず、「自分ならどうするか」を思考し、表現しなければいけないことを感じてもらう。▼知識は不要になるわけではないことも明確に示す。習得した知識(十七条の憲法の中身等)を“活用”すれば、何も知らなかったときより「自分ならどうするか」をより深く思考できることを感じてもらう。▼価値の「継承」から「創造」へといった社会の変化を実感してもらう。▼上のスライドはまとめ用。前段階として、仕事の仕方や必要な能力の変化、生活の変貌などの具体例で、保護者に変化を実感させたい。▼社会の変化に向き合っていくための「高大接続」の三位一体の改革であることを実感してもらう。▼2020年度導入の新テストだけでなく、大学の入試選抜すべてに変化が及ぶことも理解してもらう。▼入試選抜方式の変化を示し、数十年前の受験勉強のやり方では通用しないことを理解してもらう。▼入試問題の例は学校の状況に合わせて変更も。保護者の心に響きやすいものを取り上げたい。知識の「習得」と「活用」の違いがわかるように人生100年時代の高校生と保護者の未来意識HowTo 保護者に教育改革をどう伝える?

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