キャリアガイダンスVol.421
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りの先生に助けを求め相談することで、若い先生にも「何でも話し合いながらやっていこう」という雰囲気が生まれるという。 また、インターンシップは希望者が全員参加だが、内容重視のため時期にはばらつきがある。原則、生徒の希望の場所だ。しかも、病院といっても、理学療法士に興味があれば理学療法士のいる現場で体験する、患者さんと1対1で話をする、生まれたばかりの新生児を抱っこするなど、体験の内容が深い。病院にかぎらず地域の人たちが協力的なのだ。 進路目標が決まれば、小論文指導や面接指導は学年問わず全員の先生がかかわる。校長や教頭も例外ではない。「そもそも最初は半ば強制的に小論文や面接指導を先生方全員に割り振っていました。不満を感じていた先生もいるかもしれません。でも、指導すれば生徒が伸び、教員にも達成感があります。最近では合格発表も全教員が職員室で待っている状況になり一体感が生まれています」と赤沼先生。 生徒数減少にもかかわらず、同校の国公立大学合格者数は増えている。5クラスだった12年度は合格者数15人、4クラスとなった16年度は21人。なかでも現役合格率が大幅にアップした。 「一人ひとりの進路実現を全教員で応援する」(小倉教頭)というのが進路指導の根本的な考え方で、類型(図1)と選択科目を細かく設定し生徒が進路を考えやすいようにして希望を重視している。「1年の2学期に類型を選びます。すべての進路希望に対応するため、10人程度で授業を行う選択授業も。選択後に大学進学↓就職、就職↓大学進学などの進路変更をしたい場合も柔軟に対応しています」と進路指導部長の赤沼さとみ先生も言う。 「学年単位の進路説明会では、例えば看護系で国公立か私立かなど迷ったらすぐに相談に来るようにと言います。そして相談されたら、私自身も職員室で他の先生にすぐ相談して生徒の迷いを共有。数学が入試科目にあることで迷っていたら数学の先生へつなぐ。公務員になりたいという生徒がいればインターンシップができるところはないか相談します」と言うのは人間創造コース委員長の衣川顕子先生。中堅以上の先生が「難しい」「困った」と周図1 コースと類型図2 3年間の進路指導計画(主なものを抜粋)全教員が進路指導に携わり一人ひとりの進路に対応進路指導1学年2学年3学年進学希望者就職希望者4〜6月進路希望調査①進路希望調査①進路希望調査①各種模試就職希望調査二者面談①二者面談①二者面談①就職ガイダンス大学見学大学見学校内就職模試①~⑥進路ホームルーム①進路ホームルーム①進路ホームルーム①7〜9月進路ガイダンス①企業見学三者面談三者面談三者面談①就職講話オープンキャンパス参加オープンキャンパス参加校内選考会進路希望調査②進路希望調査②進路希望調査②二者面談②二者面談②二者面談②文理選択に関する学年集会進路ホームルーム②進路ホームルーム②10〜12月進路ホームルーム②進路ホームルーム③三者面談②大学見学(※人間創造コース)二者面談③二者面談③進路ガイダンス②進路ガイダンス二者面談③1〜3月進路ホームルーム③④進路ホームルーム④⑤進路ホームルーム③進路研究まとめ三者面談③進路説明会(希望進路別)職員室の前などで、毎日繰り広げられる個別指導。管理職も含め全教員で学習指導や面接指導を行う。1年生2年生3年生人文類型国公立文系自然類型国公立・私立理系人文類型国公立文系自然類型国公立・私立理系人文類型私立文系看護・医療系専門学校就職・公務員普通科人間創造コース人文類型私立文系・短大専門学校・就職・公務員人文類型国公立文系自然類型国公立・私立理系人文類型国公立文系人文類型看護・医療系自然類型国公立・私立理系402018 FEB. Vol.421

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