キャリアガイダンスVol.421
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1日目11:00集合班別のテーブルで名刺を用意11:30開会 交流会南伊勢町長、運営の県教委スタッフの紹介や12の班ごとに自己紹介で場を温める12:00歓迎昼食会南伊勢町の食の幸に触れながら交流する12:45参加代表校からの報告榛原高校(静岡)、南伊勢高校南勢校舎(三重)、能勢高校(大阪)、庄原格致高校(広島)、隠岐島前高校(島根)、窪川高校(高知)14:00南伊勢町からの課題の提案フィールドワークの概要説明14:30フィールドワーク10コースに分かれ「南伊勢町の資源や特色を活かして、自分らしく生きている人々」に会いに行くインタビューや仕事体験を経て、3枚の写真でその人のことを伝えるための準備をする17:30宿舎へ移動、夕食19:0021:00ナイトセッション鈴木英敬三重県知事の地域創生への取り組みや、自身の人生、自分らしく生きるためのメッセージを聞くフィールドワーク報告プレゼンはその人を一番よく表す3枚の写真を選んで表現知事を交え、代表生徒6人がそれぞれ実践している地域との関わりや夢について語り合う2日目8:00今日の流れの確認 アイスブレイク8:20グループ討議①アイデア出し、テーマ決定テーマを参考に、南伊勢町の具体的な活性化策を考える。決定したテーマを本部に報告10:20グループ間の交流(意見交換)メンバー1人程度を残して、他班の討議内容を聞きに行く10:40グループ討議②ポスターセッションに向けた資料作成他班の討議内容も参考にしながら班の意見をまとめ、ポスターセッションの準備を行う12:00昼食12:45ポスターセッション各班メンバー全員が1回ずつポスター発表を行い、他のメンバーは別班の発表を聞きに行く。投票により「ベストアイデア賞」「ベストプレゼンテーション賞」「ベストユーモア賞」を選出14:15提言の取りまとめ西村教授のファシリテートの下、各班の意見をもとに提言「南伊勢町を変えていくための8の行動」をまとめる15:1016:00閉会行事参加生徒代表が「南伊勢町を変えていくための8つの行動(海ぼうず宣言)」を小山巧南伊勢町長に渡し、各賞表彰や西村教授による講評で幕を閉じる源や特色を活かして自分らしく生きるためには」だ。 地域創造サミットの仕掛け人である上村和弘先生は、同教育委員会教育政策課で学校統廃合を含む高校教育の全体像を検討してきた。昨年度策定した「県立高等学校活性化計画」では、地方創生、地域の担い手育成の視点を取り入れ、学校規模で一律に統廃合を決めず、小規模校は地域と一体となって活性化を図ることとした。「だからこそ、高校生自身にも地域のことを自分事として捉えてもらいたい。サミットは高校、高校生、地域の関係づくりの種まきという狙いもあるんです」と上村先生。 県外から参加した5校は、地域・学校協働の先進校。初日には地元校含め6校の生徒による取り組みの発表が行われた。地元、南伊勢高校南なん勢せい校舎の代表は、社会課題をビジネスによって解決する「ソーシャル・ビジネス」によって南伊勢町の課題解決を目指すクラブ活動のメンバー。町のキャラクターをかたどったお菓子「たいみー焼き」や、特産品を詰め合わせたギフトボックスを企画、販売するといった取り組みを行っている。 広島県立庄しょうばらかくち原格致高校からは地元の祭に運営メンバーとして加わって盛り上げたり、お菓子を振る舞う「スイーツマラソン」を企画・実行した活動が報告された。また、静岡県立榛はい原ばら高校は、高大行政連携による「地域リーダー育成プロジェクト」で活躍したメンバーが登場。地域の未来を考える話し合いの場で、ファシリテーターとして活動してきた3人だ。同じ高校生の力で地域が動き、活性化に寄与している事例発表には、参加者も大いに刺激を受けた。 フィールドワーク先は矢野次男副町長の推薦で選ばれた。東京の高級果物店に特産の蜜柑を卸している農家、シーカヤックで観光客を集める会社などまさに「地域の資源を活かして自分らしく生きている」人たちだ。その一人、上村真珠養殖の上村栄司社長は3代続いた真珠の養殖業を営むが、それまでの常識にとらわれないアクセサリーを作り、今ではニューヨークで展示会をするまでに成長している。ビジネスで成功している人は少ない、といったイメージをもっていた高校生たちにとって、フィールドワークで出会った大人たちの生き方や考え方は目から鱗。出会いがものの見方を変える図2 第1回「高校生地域創造サミット」プログラム表中1日目のイラストは、牧之原市まちづくり協働ファシリテーターの絹村亜佐子さんによるもの。絹村さんは議論やワークの過程を可視化する「グラフィックレコーディング」を榛原高校の生徒に指導している。開会式から閉会式まで、一部は榛原高校の生徒とともにサミットを記録した。532018 FEB. Vol.421

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