キャリアガイダンスVol.421
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82018 FEB. Vol.421いしかわ・いちろう●1962年東京都出身。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執り、2006年かえつ有明中・高等学校に教頭として着任。2015年同校校長を経て、2017年より香里ヌヴェール学院学院長に就任。2011年に教員の研究組織「21世紀型教育を創る会(現・21世紀型教育機構)」を幹事として立ち上げた。香里ヌヴェール学院(大阪・私立)学院長石川一郎 2020年からの大学入学共通テストの実施が目前に迫ってきています。昨年11月には試行調査(プレテスト)が実施され、大学入学共通テストがどのような問題になるかの方向性が明らかになってきました。それに先駆け、既に私立大学や国公立大学の二次試験では、正解が一つではない入試が実践され始めています。こうした変革に対し、学校現場でもさまざまな分析や対策が始まっていると思いますが、新しい入試のパターンは実は一つなのです。 それは「あなたはどう思いますか?それはなぜですか?」ということが求められていることです。 小論文や面接を除いては、一問一答式の入試しか経験のない保護者の方々にこのように説明すると、驚かれるかもしれません。しかし現実はそうなのです。 入試がなぜこのように変わるかといえば、社会では急速なAI化やグローバル化が進み、生徒たちは正解のない予測不能な未来へ羽ばたかなければならないからです。正解がない社会を生き抜くためには、「自分はどう思うか」という「自分軸」での思考ができ、子どもたちは“未来からの留学生”予測不能な未来に必要な力とは?取材・文/長島佳子 撮影/西山俊哉2020年の大学入学共通テストに向け、学校現場では既にさまざまな取り組みが始まっていると思います。この4月には新テスト1期生となる生徒たちが入学。変わり行く教育環境について保護者にも理解してもらうために、学校からどうメッセージを伝えていけばよいのでしょう。香里ヌヴェール学院の学院長を務める石川一郎先生に語っていただきました。どうして入試が変わるのか社会の背景から説明を教育現場の“今”を、保護者にどう伝えるか?

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