キャリアガイダンスVol.422
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活動テーマ(例)評価基準捉える(関わる)カ解決する(工夫する)力KEY STAGE1小1「新一年生をおせったい」~うめぐみさんとあそぼう~「きせつはっけんたのしもう(あき)」●身近なひと・もの・ことに意欲的に目を向け、自分とのつながりに気付くことができる。●くり返し試したり確かめたりしながら、気付いたことを言葉や絵で表して交流し合い、比べ合うことができる。小2「安心院のかんどうはっけんたい!」KEY STAGE2小3「安心院の七不思議たんけん隊!」●身近なひと・もの・ことに主体的に関わり、新しい知識や価値を探ることができる。●情報・資料収集した内容を、思考ツール を活用して整理分析し、調べたことを伝えたい相手にわかりやすく伝えたり、比較し合ったりすることができる。●活動をふりかえり、素材を活用した新たな活動を想起・実行できる。小4「もっと知ろう!もっと広げよう!安心院の宝・鏝絵小5「院内のしいたけ応援隊」「地域の人に知ってもらおう!自慢の安三米!!」KEY STAGE3小6「安心院イルミに参加しよう」「Peace Messageを集めよう」●身近なひと・もの・ことの関わりや他の地域との違いから、主体的に課題を発見できる。●追究するために、情報・資料収集、資料活用をしてわかりやすくまとめ、相手を考えて効果的に伝えたり、比較し合ったりすることができる。 ●活動をふりかえり、新たな課題設定ができる。中1「安心院の未来計画図を作ろう」「地域の課題解決のために行動しよう」中2「地域の魅力について学び、安心院をPRしよう」「我が故郷、院内町の発信活動をしよう」KEY STAGE4中3「安心院をさらに発展させていく活動を考えてみよう」「魅力発見・課題解決のための活動をしよう」●世界の諸地域との比較や社会の変化に目を向け、地域の特性を考察することにより、地域の価値や課題を見つけ、主体的に社会参画できる。●追究するために、情報を取捨選択し他者の意見や主張を評価したり、建設的に評価したりし、多面的なものの見方や考え方を身につけることができる。●活動をふりかえり、国際的視野に立った問題の解決のために自分と地域、社会をつなげて考えることができる。高1「安心院・院内学」(フィールドワークを通じて地域の魅力や課題を整理、プレゼンする)高2「ゴールデンツアー」(外国人留学生を案内するツアーを企画・実施)高3「グロリンプロジェクト」(5テーマに分かれて課題探究活動)◆目指す生徒像社会の諸問題に関わろうとする意欲をもち、論理的思考とコミュニケーションを駆使し、グローバル社会を主体的に生きようとする生徒の育成◆地球未来科での到達目標❶「国際的視野で地域を捉える(関わる)カ」 地域のひと・もの・ことに関わったり、地域と世界を比べたりしながら視野を広げ、多様な情報の中から、 地域の良さや課題を見つけることができる。❷「地域の課題を国際的視野で解決する(工夫する)カ」 学習課題を設定し、必要な情報を収集・選択・活用しながら解決の方向性を導き出し、 自他の役割を考えながら協力して主体的に行動できる。❸「英語をツールとしたコミュニケーション能力」 自他の違いに気付き、相手に適切に伝えたり、相手の言葉を的確に理解したりすることにより、 言語や国籍を超えて人間関係を築いたり、国際的視野で思考したりすることができる。員の異動によって教育内容の一貫性が弱くなった時期もあった。 研究開発を推進する吉田朋子先生は「異動したばかりのころは、小中学校の先生方との人間関係づくりからのスタートでした」という。しかし、全員で他県視察に出かけ、12年間で児童生徒にどんな力をつけたいか議論を重ねて骨格を作り、そのための具体的な教育内容を検討するなかで「今ではLINEでどんどん話が進む」ようになったそう。 同じく植山浩子先生は「連携教育は、教員にとっては生徒情報や学習歴がわかり、子どもたちにとっては今の勉強がその先にどうつながっていくか見通しがもてる良さがあります」と言う。全小中高が成果を発表するフォーラムでは小学校1年生から高校3年生までが舞台に立ち、地域住民や保護者にも12年間の成長イメー1946年創立/全日制・普通科・コース制/生徒数221人(男子116人、女子105人)/進路状況(2017年度)大学・短大34人、専門学校17人、就職17人、その他3人左から植山浩子先生(地域連携・研究指定担当)安藤耕平先生(校長)吉田朋子先生(地域連携・研究指定主任)。校長は宇佐市安心院・院内地域小中高一貫教育連携推進委員長、他2人は同事務局※「英語をツールとしたコミュニケーション能力」 の評価基準は割愛していますジをもってもらうことができた。 地球未来科でつけたい力を明文化していることは、授業改善にもつながっているという。社会科では現地調査・研究の方法、数学では統計資料の読み取り、国語では語彙・表現力の育成など全体を通してつけたい力を意識した授業がなされつつある。また、生物の学びを英語でプレゼンしたり、英語の素材文に合わせて当時の歴史を社会科で扱うなど教員同士の協働も進んでいる。 今後の課題は、小学校、中学校同士の横の連携や、研究開発学校でなくなったときにも継続する仕組みを作ること。また、高校卒業後の生徒と地域の関わりも小中学校の先生と一緒に考えていきたいという。「この不確定な時代には、大人が主体的にチャレンジしないと」という安藤耕平校長の下、安心院高校の挑戦は続く。地球未来科で教科も連携図1 「地球未来科」の目指す生徒像とKEY STAGEごとの評価基準532018 MAY Vol.422

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